COMPASS佐賀中央 お店屋さんとお客さん

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS佐賀中央でも「コンパス夏祭り2020」が開催されました。
今回のイベント、実は保護者様からのご相談から発送した企画でした。
保護者の方から「お金の数え方を教えてほしい。」というご相談を受けた先生達。

避けては通れない「お金」の学習。
その種類や数え方をマスターするためには何度も繰り返し学び、知識から、実践して活用できるまでの経験値が必要です。
でもどうせなら楽しく学べるようにと、レクリエーションでコロナ禍で溜まっている鬱憤バラシにもなり、リフレッシュでき、夏の楽しい思い出作りにもなることを目的として企画されました。

その「夏まつり」のことを話すと、どのお友達も瞳をキラキラ輝かせてやる気満々の様子。
そのおかげで、準備も積極的に取り組んでくれて先生達も大助かりだったのだとか。
画用紙で手作りのお金を作って来てくれたり、射的の的を作ったり、「お魚屋さんもしたい」とお店やさんの案も飛び出すなど、おもしろい発想で様々なアイデアをお友達が出してくれました。

さて、折しもコロナ禍の今年の夏休み。
まず最初に気をつけたのは感染症対策。
入室時、必ず体温のチェック、エアコンで快適な空間をつくりつつも、都度、換気を行いました。
イベント前後には必ず手指の消毒を行い、先生にチェックしてもらいます。

三密にならないようお友達に語りかけ、距離を保ちながら空いているゲームを行うように指示します。
勿論、マスクを外さないことをしっかり約束します。
熱中症への配慮も行い、定期的に休憩タイムを取って水分補給を促しました。

イベント中は、お客さんとお店やさんに分かれて行動します。
手作りのお金が皆に配られ、お客さん役は200円を持ち、1ゲーム10円でゲームをすることで、楽しみながらお金の勉強をすることに繋げます。
お店やさんが得点カードにゲームの得点を数字で書いたり、お釣りの計算をしてお釣りを渡すことなど、これまでの学習を生かして模擬実践。

ゲームに欠かせないタイムアップのルールや、お店屋さんとお客さんに別れてのロールプレイなどは日頃はなかなかできないものです。
例えば、ゲームをするときにお店やさんに50円玉を渡すと、「お釣りは40円です。」と言いながら、きちんとお釣りを渡せたお友達。

魚釣りゲームでは、お店やさん役がタイマーで30秒をセット。
アラームが鳴ると「終わりです。」とお客さんに声をかけていました。
どのお友達もしっかりルールを守りながら、このイベントを楽しく遊ぶことに夢中でした。
高得点が出ると、「やったー!」「凄い!凄い!」など、あちこちで喜ぶ声!
合計得点を計算することで、しっかり足し算の勉強にもなっているようです。

イベント終了後には「楽しかったー!」「またしたい!」などと口々に言いながら、みんな笑顔いっぱい。
コロナ禍になって以来、久々にこんな屈託のない笑顔を見せてくれたような気がします。
お金の活きた学習は、お友達にとってどんな感じだったでしょうか?
お金を払い、お釣りを受け取るというやりとりは、お友達には楽しいことだと思ってもらえたはずです。

これからも継続して続ける学習ですが、この経験がきっと大いに活きていくことでしょう。
イベントをして気持ちを切り替えることで、イベントの前後には勉強にも意欲的に取り組むことができていて、この成功は次回のイベントを企画する際にも先生にとっても貴重なものとなりました。

COMPASS発達支援センター佐賀中央
所在地:〒849-0922
    佐賀市高木瀬東1丁目1-6-1
連絡先:0952-97-7358

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)

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