COMPASS佐賀中央 癇癪から笑顔へ

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS佐賀中央で昨年の夏から頑張っているお友達をご紹介します。

それは、お友達が短気だからでしょうか?
お友達は些細なことで怒り、施設内でも送迎車でも一緒に通う兄との喧嘩が始まります。
先生の顔色を伺いながらも、COMPASSの他のお友達にも手を出そうとする場面もあったのだとか。
絵本やおもちゃを使った後、散らかしっぱなしで、指示があっても片付けようとしませんでした。

保護者様は、自分の思いを相手に伝えられるようになって、癇癪が起きないようにと望んでおられました。
そして、誰とでも親しく楽しくコミュニケーションを取れるようになって欲しいと願っておられました。

着座して学習をするCOMPASSのスタイル。
その学習で「ひらがな」や「カタカナ」の読み書きの完成を目指し、たくさんの言葉を経験・習得・表現することを学び、皆と仲良く過ごせるようになることがお友達の個別支援計画に記されました。

お友達の場合は、特別な教材ではなく、日頃から慣れ親しんでいる「教科書」やワークなどを用いて学習をおこないます。
お友達に必要なのは、計算ができることや字をかけること以上に、落ち着いて集中して机に向かうことと、その過程で交わす会話です。

当初見られた「片付けられない」という困りごと。
これに対して、使ったおもちゃを片付けようとしないとき、先生はやり方のお手本を見せ、一緒にやろうと促しを繰り返しました。
少しでも片付けようとする素振りがあると、それはもう手放しの賞賛が贈られます。
上手に伝えられない中で、関心を惹きたいとき、わざと物を壊して気を引くなどの行為も見られたといいます。

COMPASS到着時、イライラしたままのとき、お友達が落ち着くまで充分な時間をとりました。
乱暴な言葉を使ったときは、その都度正しい言葉伝え、改めることができると、その都度褒められます。
自発的に話すことがほとんどないお友達。
そこで、困ったときやわからないことがあったときは、先生の手をトントンと叩いて知らせてほしいと伝え、様子を見ることにしました。

現在のお友達は、伝えたいこと、思っていることを紙に書いて教えてくれるようになり、あの癇癪は殆ど見られなくなりました。
余暇の時間にも他のお友達と仲良くゲームなどをして過ごすようになりました。
先生が声かけをすると、気持ちを切り替えて、すぐに片付けができるようになってきました。


イライラする様子がなくなったお友達は、笑顔で過ごす時間が増えてきました。
先生という存在を受け入れて認めたお友達、今では望ましい関わり方ができるようになってきました。
これからは、言葉の成長を促し、さらに自信をつけてモチベーションを高め、気持ちの切り替えや衝動をコントロールができるようになることを目指し、基礎学習の向上とともに優しい未来へ舵を切ります。

COMPASS発達支援センター佐賀中央
所在地:〒849-0922
    佐賀市高木瀬東1丁目1-6-1
連絡先:0952-97-7358

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