COMPASS高松Apple 声と行動の抑制のために

火曜日のCOMPASSです。
春から高松のCOMPASSに通い始め、秋にAppleがオープンしてから移ってきたお友達。

半年前に保護者様は「力加減や距離感がわかるように。」という感覚の成長を、「手を出す前に口で言えるように。」と言う会話の力の向上を、そして「気持ちが高ぶっても落ち着いた行動を。」という行動の前に考えることができる沈着冷静な判断力を希望しておられました。
保護者様のご意向に沿い、個別支援計画には「お友達とのコミュニケーション」と「自信をつけ、ひらがなや数字に自分から興味をもつ」ことを目指します。

こだわりはなく、人懐こいお友達。
新しい環境への抵抗はなく、物おじする様子を見せずニコニコです。
その反面、自身の感情だけを優先し、周囲の状況が全く見えていません。

手を出す前に感情を人に伝えられるように語彙を増やし、スムーズに口にするために活用する教材は「あいうえおのえほん」「絵カード」「月例プリント」「みつばプリント(ひらがなや数字)」などです。
根気を育てると同時に、手先指先の感覚を育てるための教材はお友達の興味を惹き楽しいと思えるものを多く取り入れます。

何かを取り入れるためには、感情でいっぱいの入れ物の整理整頓が必要です。
知識を入れるだけでは、習得が定着し、自分で使うまでには至りません。
正しく使いこなせるように習慣化するためには、まず落ち着いて集中できること。
集中するためには着座姿勢の維持が大前提で、そうしてやっと目の前の課題に取り組む準備ができます。

春の時点では着座姿勢が続かず、気持ちが高ぶるとふざけ、比例して声が必要以上に大きくなるようでした。
高揚した気分になると落ち着きを失い、声も驚くほど大きくなってしまいます。
それでも通い続けるうちに次第に着座して静かに過ごせる時間が長くなっていきます。

1つできると手放しで褒めてくれることがもう嬉しくて、キラキラの笑顔を向けてくれるようになります。
やがて、ひらがなや数字に興味を示すようになり、積極的に「頑張る!!」と言いながら取り組む姿が見られるようになりました。

少しずつ周りの様子が意識に入ってくるようになり、余暇の時間や集団活動で手探りながら周囲のお友達との距離感が掴めるようになってきました。
まだ時折テンションが上がってしまうときに声かけは必要ですが、すぐにはっと気づき、適度な声の大きさを意識できるようになってきたそうです。

保護者様も楽しく通ってくれていることを喜んでおられると聞いています。
誰でも幸せな気分になるニコニコのお友達の笑顔をもっと色々な場面で見たいと願い、COMPASSでは少し先の未来での就学を睨み、ひらがなや数字のステップアップや、更に正しい姿勢の維持と集中ができるように導きを続ける可能性の先への歩みは続きます。

COMPASS高松Apple
所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2157-5
連絡先:087-899-6328

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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