COMPASS中津Sweert 2度目の春からは・・・

月曜日のCOMPASSです。
昨年春から通い始めたお友達は中学1年生。
集団では仲間に入れず、苛立ちから言葉がきついものになる傾向があったそうです。
周りに合わせたり、気持ちの切り替えができません。

お友達のために保護者様の気がかりが解消できることを目指して、個別支援計画には、通常の学校で行われる教科の補完として計算、漢字の読み書きの向上から自信へと繋げていくことや、時計を意識して切り替え行動ができるようなトレーニングが設定されました。

当初のお友達はお聞きしていた通りで、先生の指示に素直に従えず、返事もありません。
集団に入れず、何かと舌打ちをする様子が見られました。
気持ちの切り替えができず、やっていたことをやめられず、座り込み、動かなくなってしまいます。
読書が好きで、学習が終わってからの自由時間には本を読んで過ごしていたのですが、帰る時間になってもやめられず、帰りの支度をする様にと言われても従えませんでした。

お友達の反発心ある行動は、どこから来るのだろう?そう先生たちは考えます。
そして、まず見通しをたてて、始まりと終わりを理解してもらうことから始め、課題を始める前に、必ず先生とお友達一緒に時間やスケジュールを確認、そして1つ1つ約束することでケジメを意識するように努めていきました。

春が過ぎ、夏になり、秋を見送る頃になると、COMPASSでの過ごし方も慣れてきて、お友達なりに余裕が見られる様になりました。
少しずつ変化が見られ、先生の言葉を素直に聞き入れ、以前に比べて1つの行動から次の行動への切り替えもできる様になりました。
手間取っていた帰りの支度も、声掛けだけで取り掛かれる様になったそうです。
その頃からでしょうか。
周りのお友達にも関心を示す様になり、関わろうとする姿が見られる様になりました。

同じ学びでも、自分で選択し、受け入れ、気持ちよく取り組むことで結果は全く異なります。
お友達は気づかないうちに、自分から自分のためになる行動を選択する様になってきました。
ふざけたり、約束を守らない周りのお友達に注意する場面も見せる様になり、癖だった舌打ちをしそうになる前に手で口を押さえて我慢をする仕草も見せています。

実は、COMPASSでも仲の良いお友達ができて、先生たちもとても喜ばしく思っているのですが、いつもべったりな様子で、少し自主性に欠ける様み見えるのだそうです。
仲の良さがお友達にとって自主性や思考を奪うことになったり負担にならない様に、邪魔することなく温かく見守りたいと思います。

2度目の春からは中学2年生になるお友達と、社会性を高めるべくステップアップを目指します。
切り替えがスパッとできる工夫として取り入れていた時計の時間管理。
さらに時計の知識を増やし、時計を見て自分で見通しをたて、自主的に次の行動を起こせるような判断力と行動力を育てたいと思います。
生活実践では、お金の読み方、数え方やりとりを少しずつ課題に取り入れ、社会に出ても困ることのないように学びを続けていきます。

COMPASS発達支援センター中津Sweet
所在地:〒871-0016
    大分県中津市牛神町1-22-11
連絡先:0979-22-3078

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