COMPASS井堀  可能性を実現する未来へ

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS井堀に昨年秋から通っているお友達は4歳、この春から年少さんになりました。
保護者様のご希望は「発語とコミュニケーション、トイレの自立、そして楽しい毎日を送ってくれること。」という優しい願いでした。

個別支援計画では、自分の身の回りのことを自分でできるようになり、様々なものの名称を知り、大人の口の動きを真似して発語してみることで語彙数を増やすこと、また歌や絵本を楽しみながら色や数量について理解することを目指します。
最終的にはお友達を意識して関わるようになり、その中で社会性や協調性を学ぶことを目標としました。

初めの頃のお友達はとにかく元気でした。
椅子に座ろうと誘っても、集中力が続かず、すぐに離席してウロウロ…が始まります。
人の成長には人との交流が与える影響が大きいため、できるだけ集団活動を促すのですが、お友達は嫌がって泣いたり、怒ったりと激しい感情を見せていました。

着座することで集中で切るようになって課題に取り組むのがCOMPASSの基本です。
とはいえお友達は本当に座るのが嫌なようで、机に課題を置くと海老反りになって椅子から逃れようと全身で拒否します。
座りましょうねと声かけしても嫌いな課題だと、椅子から体を浮かし全身を大きく反らせて拒否。

一方でお友達が好む教材や新しいものには興味を示し、着座ができるようです。
強制はせず、落ち着いた様子を見計らってから改めて着座を促し、離席がちなお友達の集中が途切れないようにリズム良く次から次へと教材を変えながら興味が継続するように図ります。

やがて暮れを迎える頃から、あの全身で拒絶する様子は少しずつ影を潜め、お友達なりに素直にCOMPASSで過ごすことを楽しんでいる様子が見られるようになりました。
受け入れる気持ちになってからは着座して集中できる時間も増え、生活パターンを覚えて自分でおむつをカバンから出してトイレに行くことができるようになっています。
まだオムツは使用していますが、トイレに座ったり、衣服の脱着しようと頑張ろうとする意識が持てています。

昨年の年の暮れ、季節は真冬なのに春の芽吹きを見ているようなお友達の成長。
小集団の活動にも参加できるようになり、ラジオ体操にも声を出して参加したり、50音唱和で皆の前でお友達自ら先生役をやったり、不明瞭さはまだありますが、大きな声で発語したりできるようになっています。

保護者様は最初に希望しておられたことが少しずつ実現していることを喜ばれています。
語彙数も増えて、それまで他人への興味を見せなかったお友達が人の姿を真似していたり、他のお友達に靴箱から靴を出してあげている姿に成長を感じることができて嬉しいとおっしゃっていました。

保護者様も無理に成長を目標にせず、自然な流れて育つことを大切にして欲しいと願っておられます。
これからもさらに成長していけるよう、お友達のステップで無理なく可能性が実現に変わる未来へと続く支援をしていきたいと思います。。

COMPASS発達支援センター井堀
所在地:〒803-0835
    北九州市小倉北区井堀2丁目4−13
連絡先:093-967-7738

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧