COMPASS観音寺 不審者対応訓練

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS観音寺では「不審者対応訓練」が行われました。
参加したお友達は9名、最初に紙芝居による説明と「い・か・の・お・す・し」の大切さについて座学で学びます。
『いかない』
知らない人に声を掛けられても絶対についていかないこと
『のらない』
知らない人の車には絶対に乗らないこと

『おおきな声でさけぶ』
「たすけてー!」と大きなこえでさけぶこと
『すぐににげる』
声をかけられたり追いかけられたりしたらその場からすぐに逃げること
『しらせる』
近くの人(おうちの人・お店の人・警察の人等)にすぐ知らせること
・・・この標語を元に、今日は一人ひとりが実践形式で不審者と遭遇した際の対応を練習していきます。

今回もまたコロナ禍での試みとなります。
訓練は密を避けるため間隔を空けて話をするように心がけ、デモンストレーションはひとりずつ前に出て練習を行いました。
本来は不審者がいたら「大きな声」を出すことが大切ではありますが、飛沫を避けるためリスクを避けて今回は大きな声を出すという説明だけに留めたそうです。

いつものCOMPASSと違う雰囲気の観音寺。
訓練という経験のないシチュエーションで、中には不安になるお友達がいるかもしれませんが、できるだけ普段通りにして慌てず、騒がずを心がけたといいます。
さて紙芝居が終わり、次は模擬対応訓練です。
今回はひとりで歩いているときに怪しい人から声をかけられたという場面設定です。

紙芝居で学んだ「いかない」の実践では、「お菓子をあげる」「おもちゃを買ってあげる」と楽しそうな提案にものらず、「行きません」と、無用心についていかないという練習です。
「のらない」については、知らない人の車には「乗りません」とキッパリ断る練習、そして「すぐに逃げる」では即刻その場から離れ、逃げる練習を行います。
訓練の最後には「しらせる」の実践です。
先生やおうちの方に不審者の特徴を「男の人だった、赤い車に乗っていた」など、正しく伝える練習で締め括られました。

観音寺のお友達は、紙芝居を通して説明をしっかりと聞いてよく理解していて、今回の訓練では上手に不審者から逃げることができました。
9人のお友達は、他のお友達が練習している様子を見て、次の自分の番ではどう対応すれば良いのかを確かめ、考えることができていたようです。

6月26日の下関での不審者対応のブログでもご紹介しましたが、声かけ、付き纏い、待ち伏せ、車両への誘い込み、痴漢、露出、盗撮、覗き見や暴力行為などが報告されていますが、その中でも「声かけ」が3割以上を占めており、時間帯では登下校、帰宅時の被害が約6割を占め、自宅でも一人でいる時に被害に遭いやすい傾向にあり、場所は路上が7割だということです。

普段通い慣れている通学路が危険な事件現場になってしまう可能性があるということです。
普段の生活の中に潜む危険について知り、お友達が防犯や自分を守る意識を持つこと、そして危険を避ける正しい行動を取れることが大切です。
今回は実際にどのような対応をするれば良いのか実践することで、防犯に関する知識を身につけ、自分の身を守る方法を学べたと言えます。

ただ、実際に起きてしまったら・・・
怖くて逃げられなかったり、大声で助けを呼ぶことを躊躇ったり、すぐに避難するのが難しかったりするかもしれません。
COMPASSの療育と同じく、繰り返し訓練を継続することがまず大事なことではありますが、不審者から身を守るための防犯グッズなどの購入も検討していきたいという意見もあり、検討していきたいと思います。
全ては当たり前の日常を、そして何より大切なお友達の命や安全を守るために。

COMPASS発達支援センター観音寺
所在地:〒768-0022
    香川県観音寺市本大町1673-3 本大マンション202
連絡先:0875-23-7328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧