COMPASS宿毛 毎日笑顔で楽しく過ごすために

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS宿毛に今年5月から通い始めた年長さんのお友達。
手指の作業が少し苦手で、人の話を聞き、理解して行動に移すことが難しいというお悩みがありました。

保護者様の願いは「落ち着いて人の話を聞くことができるようになってほしい。」「着座時間が伸び、筆圧が高くなって欲しい。」というものでした。

春に年長さんになったばかりの小さなお友達。
COMPASSの取り組みの前に、楽しく過ごすことが大切です。

そこで、短期の目標としてはCOMPASSに慣れて、学習や遊びに意欲的に取り組めるようになること、そして長期目標は、椅子に座って様々な課題に取り組めるようになることが定められました。

楽しく日々を送る中で、やがて書くことや数に興味を持てるようになり、日常生活でもファスナー付きの服が着られるようになれば、それは理想的な成長に繋がります。

課題として選択したものは鉛筆の運びの練習、COMPASSのかずのおけいこというプリント、それからお友達が苦手な指先の運動としてファスナーやクリップを取り入れました。
課題に取り組むとき、お友達が「面白いな」「楽しいな」と興味を持って取り組めるように、先生たちはとにかく褒めました。

苦手なことや難しいことがクリアできたときなどは、もう大騒ぎで褒めてもらえます。
それでも苦手なことは、やっぱりそう簡単に好きにはなれず嫌いなままです。
「これでもうおしまい!」とすぐに嫌になるお友達です。

そんなとき、先生はお友達と向き合い、お友達が意欲を見せるまでゆっくりお話をしたそうです。
少しお友達の固い表情が緩み、再度頑張るお友達をやっぱり褒め、応援し続けました。

お友達がCOMPASSに通い始めてひと月が経った6月の半ばには、すっかりCOMPASSに慣れ、ここはお勉強するところだと納得して笑顔で通うようになってきました。
この頃になると「書く」ことを頭から嫌がらなくなり、ファスナーの開け閉めもできるようになり、なんといっても始めたら最後まで投げ出したり諦めたりせずに最後まで嫌がらず学習に取り組むようになっていました。

運動でもしっかり活動した結果、手の筋力はだいぶ向上し、筆圧となるとまだ弱いですが、少しずつしっかり書けるようになってきました。
ご挨拶をしてから課題が終わるまで、長く座れるようなり、また先生の指示や声掛けをしっかりと聞いて行動できるようになりました。

保護者様も成長が見え、褒めることが増えたとお喜びです。
家だけだと、ひらがなや数への興味が見られなかったそうですが、COMPASSでひらがなや数に触れる事で家でも興味を示すようになってきたのだそうです。

お友達は、まだ十分に言いたいことを言えるまでには至っていないので、これからは語彙数を増やし、読み書きを身に付けられるよう、教材プリントや絵本をでひらがな50音の読める字、書ける字が増えるよう取り組み、数では小さな数の足し算ができるよう、無理のない一桁の数から「合わせていくつ」を取り入れ、慣れるまではおはじきやペグなどの具体物を活用して数の理解を得られるようステップアップした目標に取り組んでいきます。

来春には就学するお友達。
まだ弱い筆圧の改善のため、指先の巧緻性を高め、集中できる時間が増えるよう、ペグさしやビーズ通し、紐結び等に取り組み、お箸使いや運筆の安定に繋げ、お友達が毎日笑顔で楽しい小学校生活が送れるように支援を継続していきます。

COMPASS発達支援センター宿毛
所在地:〒788-0000
    高知県宿毛市宿毛5380-1
連絡先:0880-63-1738

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧