COMPASS丸亀NEXT  お正月遊びに見えた成長は…

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀NEXTでは、新年を迎えた最初の日に「お正月遊びを楽しもう!」というイベントで盛り上がりました。
ちゃんとご家庭で教わっているのか、お友達のご挨拶はきちんと「明けましておめでとうございます!」と元気な声でした。

お正月遊びは古き良き時代からの贈り物です。
お正月をお祝いするようになった起源は、仏教が伝来した6世紀半ばよりも前ではないかと言われてます。
この日は伝統的なお正月遊びを知り、身近な素材で作った玩具を使ってお友達と楽しく遊びます。

お友達が手にしているのが牛乳パックで作った羽子板と毛糸で作った羽根です。
羽根つきは、14世紀頃の中国で羽根に硬貨をつけて蹴り合う遊びがあり、それが室町時代に日本へ伝来し、羽根つきの原型になったといわれています。

先日もご紹介したように、日本では羽に『ムクロジ』という植物の黒くて丸い実が使われていますが、ムクロジは『無患子』と書き、子どもが病気にならないように新年の厄払いと一年の無事を願うものだったそうです。

羽を落とすと顔に墨を塗られてしまいますが、これも魔よけのおまじないなのだとか。
実際にムクロジの羽を飛ばしながらは難しく、危なく無いように毛糸の羽根を紐で吊り下げて打てるように工夫します。

おかげで小さなお友達も楽しめるものになり、年齢も背の高さも違うお友達が、皆で楽しくラリーもできました。
顔に墨を塗ったりはしませんでしたが、代わりにどのお友達の顔も笑顔でいっぱいでした。

こちらのお友達はコマ回しに夢中です。
このコマもお友達が皆それぞれ折り紙で作ったもので、器用に指先を使って上手に回せていました。

双六には盤双六と絵双六があり、盤双六はバックギャモンとして今も遊ばれています。
日本の絵双六の始まりはとても宗教的なもので、17世紀中頃に流行したのは人としての行いが描かれ、そのゴールは極楽浄土だったそうです。

今でも色々な種類の双六がありますが、江戸時代には多彩な美しい双六が流行していたようです。
お友達の双六遊びは、自分たちでじゃんけんで順番を決めて楽しい会話を繰り広げながら遊んでいました。

この日は楽しいだけでなく、日頃の学習があちこちに生きていて、おもちゃの譲り合いができたり、一緒にコマを回して回る長さを競ったり、順番やルールを守りながらお友達同士ですごろくを楽しんでいたお友達。

素顔は遊びの中で現れるものですが、楽しく関わる姿には、社会性の成長を垣間見ることができました。
どのお友達も今日から始まる新しい学びに、気持ちを新たに切り替えるきっかけになった1日でした。

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