COMPAS吉富Kind 吉富Kindチャレンジデイ!!

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS吉富Kindでは、先月、とてもユニークなイベントをおこないました。
その名も「吉富Kindチャレンジディ」!!

では一体何をチャレンジするのか?というと、日頃お友達がみんな頑張っている「学習」課題のうち、「計算」と「漢字の書き取り」をおこなうというものです。
と言っても何問書けたか、何問正解だったか、スピードはどうだったか?といったものを問うものではありません。

「どれだけできたか?」の成果は、勿論評価されますが、それだけではありません。
チャレンジの時間に「無駄話をしない」「集中する」「文字や数字は(誰が見てもわかるように)丁寧に」「途中で投げ出さず、最後まで頑張る」 「できなかったところは、やり直しをする」といった『集中力やルールを守ること』が目的です。

これらの約束を守り、ゴールは最後まで頑張ること。
この目標を軸にして、いずれ向き合う“入試”などの場面にも耐えられる精神力を身につけてほしいと考えて企画したのだそうです。
吉富Kindの開所後に始まったこのチャレンジは、なんと今回で4回目なのだそうです。

送迎の車で「今日何するの?」と尋ねるお友達に「今日はチャレンジデイだよ。」と答えると、「えーっ!?」とどよめくお友達です。
テストに似た催しなので、このイベントが楽しみで大好きなお友達は、多分少ないと思います。
でも実際にスタート!という声がかかると、その様子は一変します。
シーンと静まり返った教室。
鉛筆の音だけが響きます。

おしゃべりや手遊びをするお友達はいません。
そして、どのお友達も途中で投げ出さず、チャレンジの約30分、プリントをしっかり見つめ、しっかり考え、鉛筆を走らせています。

今回、吉富教室から移ってきたお友達は初めての参加で「何が始まるの?」とやや緊張の面持ちでした。
前からいるKindのお友達は、今回4回目で「何をする日なのか?」は、きちんと理解出来ています。
始まる前からチャレンジ終了まで、すっかり慣れた様子で余裕を見せ、落ち着いて取り組めていました。

チャレンジが終わりました。
吉富教室から移った先生方も今回初めての経験ですが「こんなに集中できるんですね?すごい!!」と今まで知っていたはずのお友達の意外な取り組みを見て、ひどく感心していたのだとか。

チャレンジが終わると、プリントを回収し、それぞれ頑張ったお友達一人ひとりに「認定証」が授与されます。
名前を呼ばれて10段階程度に分かれたどこかの等級が書かれた認定書をもらうとき、周りのお友達はその頑張りを拍手で讃えてくれます。

ルールは、大体2回チャレンジデイに参加すると1級ずつ上がっていく仕組みになっていて、この認定証がもらえることでお家でも褒められ、嫌だなあと思う気持ち以上に「次も頑張ろう!」というチャレンジ精神が育っているようです。

「場面を設定」し「練習」することは、大人でも、子どもでも同じように大切なことです。
ただ、その場面に臆することなく「きちんと向き合える力」が備わっているかどうかの明暗を分けるのは、日々の積み重ねで築き上げていくことによるものだと思われます。

今回のチャレンジデイでも、いつものCOMPASSでも出口が見えないほどの遠くの目標へ、毎日コツコツ、日々繰り返し、何度も、何度でも頑張って、自分の力で切り拓いていく力がどれだけ身についているのかを確認できた、素晴らしいイベントとなりました。

COMPASS発達支援センター吉富Kind
所在地:〒871-0811
    福岡県築上郡吉富町大字直江587-2
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