COMPASS須崎 歩みを止めないで(2)

火曜日のCOMPASSです。
翌年のクリスマスには、お友達は体を動かす遊びや手遊び歌、触れ合い遊びなどに取り組み、よく声を立てて笑うようになりました。

実は、この笑い声の中には喃語のような「あ行」の母音や「ら行」の発声が増えてきたといいます。
声を出せるのですから、いつの日かそれが発語となり、言葉へ繋がる可能性の広がりを確信できる成長だと考えられます。
残念ながらまだ発語はありませんが、通い始めた頃には全くわからなかったお友達の想いが表情や仕草を通して先生たちにも伝わるようになり、コミュニケーションもとりやすくなってきています。

教材を投げ落としすこともなくなり、興味を持って取り組めることが増え始めると着座もスムーズになり、自分から着席することもあります。
一旦着座すると、課題が終わるまでしっかり取り組めるものが多くなってきました。
食事でも、もう手づかみで食べたりはしません。
最初はぎこちなかったのですが、今ではスプーンやフォークの使い方もずいぶん上達してきています。
COMPASSの同年代のお友達への関心も示し始め、少しずつ関わりを求めてくるようにもなってきているそうです。

この春お友達は小学生になりました。
成長への課題はもちろん沢山ありますが、これまで工夫を凝らし、お友達に寄り添いながら関わり取り組みを続けてきました。
このボタンを押すとこの結果が出る、療育にも子育てにもそんな近道はありません。
どのお友達に対しても同じように模索しながら、先生たちは研究や話し合いを重ね、成長への道を探します。
お友達には保護者様は勿論、真摯に向き合う先生と、未来に続く膨大な時間が味方としていつも傍にいます。

これからも活動を通じて色々なことへの興味や関心を広げ、経験を積み重ね、発語の発達を促し続け、少しずつ個別から集団へと活動を広げ、ルールやマナーを理解できるように導き、周りとのコミュニケーションに繋げていきます。

COMPASS発達支援センター須崎
所在地:〒785-0036
    高知県須崎市緑町9-27 須崎保岡ビル2F
連絡先:0889-43-9328

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