COMPASS三豊 模倣の先の自分の力(1)

水曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASS三豊に通い始めた2年半が経ちました。
通い始めた頃のお友達は、送ってきた保護者様と離れられず大泣き。
ようやく室内に入れても、着座を嫌がって走り回ってばかりで、座れても教材を投げ散らし、なかなか療育に至らなかったそうです
通所3ヶ月目に、ようやく座れるようになったまでの様子をCOMPASS三豊 瞳に映る明日へのブログでご紹介しています。

当時は翌年の春から就園の予定もあり、トイレで排泄できるようになり、保護者様の願いは座れるようになり、言葉が増えてコミュニケーションが取れるようになって欲しいというものでした。
支援計画でもトイレの排泄や身辺の整理整頓、自分の気持ちを簡単な言葉や動作で伝えられるようになることを目指すこととしました。
前回のブログでは、少しだけ着座する様子が見られるようになったとご報告しておりました。

前回までのご報告では発語にまでは至らず、先生の仕草を真似てコミュニケーションを取り始めたところでした。
やはり離席が多く、その都度声かけして席に戻るよう促す日々が続きます。
手を引いて椅子まで行ってもまた離席したり、声かけだけで素直に戻ってはくれるときばかりではありません。
お友達が好きな課題を見せて誘ったり、時間によっては座っておやつを食べようと誘ったり、たくさん工夫を凝らしたそうです。

靴を脱ぎっぱなし、カバンは床に投げ出していたお友達
先生が手本を見せた後に声をかけ、一緒に片付けの練習をします。
その行動がしっかりお友達のものになるように、毎回繰り返し、繰り返し自分から行動できるように導きました。

言葉を学び、使えるようになるために活用した絵カードでも、先生の後について単語を話すように促しました。
お友達の耳に言葉の音が残っているうちに、お友達がそれを再現するというやり方で、同じカードを何度も何度も発語の手本を示します。
それでも口の形を真似ても音が伴わなかったり、絵カードの絵と名前が結びつくのには時間がかかりました。
通い始めてから8ヶ月すぎ、夏休みシーズンになった頃には、いつの間にか階段を1段登っていたように、当時とは違う景色を見せてくれるようになりました。

COMPASS発達支援センター三豊
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