COMPASS丸亀Believe 目指すものはいつも…(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Believeに通うお友達は小学校2年生。
昨年夏からCOMPASSの仲間になりました。

お友達はとにかく目につくもの、気になったものに触らずにはいられません。
落ち着かない様子で動き回り、気分の乱高下が激しく、切り替えもスムーズにできません。
対話の形での会話は難しく語彙も少ないようでした。
保護者様は言葉が少しでも増えて欲しいということや、動き回らず、じっとしていられるようになって欲しいと願っておられました。

初めての場所ですが、この元気な女の子は臆することなく入室できました。
絵本が好きで学習時にも問題文等を自分で読むことができるようでした。

ただ直感重視で振り返りがないために単純なミスに繋ががることもあり、面倒になってくると文字が雑になることがあるようでした。
お友達同士のゲームでは勝ち負けへのこだわりが強く、負けると泣いたり怒ったりすることがありました。
一旦感情が乱れると、次の活動までの切り替えが難しかったと言います。

個別支援計画は、落ち着いて学習に取り組み、達成感や向上心を持てるようになること、学習の終わりまで集中してやり切れること、またルールや勝ち負けを受け入れ、友達と楽しく過ごすことができるようになることを目指します。
さらに行動や気持ちの切り替えができ、周りの状況を見て行動できるようになることも目指すべき項目として掲げました。

気になることやりたいことがあると、どんな場面でも許可なく自分の気持ちを優先し、さっと行動に移してしまうところがあるお友達。
そこで、行動に移す前に添える一言「〜してもいいですか?」と、先生に許可を求めるようにと具体的に助言していきました。

お友達のための学習課題はシンプルなものが選択されました。
文字の上達のために「なぞり書き」、そして伝わる言葉を目指して「文づくりカード」、COMPASSのプリントや、「出来事日記」「お出かけ日記」などです。
お友達とのこういった学習活動は、学力の向上を狙うだけでなく、対応の仕方や考え方を自分で理解していく過程こそが大切です。

例えば書き取りで丁寧に書けたときは、その都度具体的に「この字がとても上手に書けているね!」と褒め、同じように丁寧さを意識して書いてみるよう促したり、上手に書けた文字に花丸💮をつけて成果を目に見える形で表現したりと、お友達の「頑張ろう」という気持ちをどんどん引き出せるように心がけていきます。
言葉で十分な気持ちを表現できていないお友達ですが、二語文や三語文の簡単な短文づくりや作文の取り組みを先生も一緒に作り、自分の言葉で気持ちの表現ができるように伝える練習を続けていきました。
(後半に続きます)

COMPASS発達支援センター丸亀Believe
所在地:〒763-0082 香川県丸亀市土器町東8-260
T E L :0877-43-7338

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