COMPASSオレンジ 諦めずに笑顔でチャレンジ(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASSオレンジのお友達が通い始めて半年が経ぎた翌年の1月になると、伝わりづらかったお友達の言葉が少しずつ伝わるようになり、会話もできるようになってきました。
トイレの意思を示すこともなかったお友達ですが、自分で行けるようになってきました。
先生の言葉に耳を傾け、離席したりせず、指示に従うこともできるようになってきました。

最近になると自分の思いを言葉で伝えられるようになり、気持ちの良いはっきりした声で「はい!」とお返事を返し、先生に対して「~です。」など、丁寧な言葉づかいも使い分けできるようになっています。
日常の生活動作もできることが増えてきて、身の回りのことも一人でできるようになってきました。
さっと片付けたり、切り替えられず次の行動に移れなかった「あれは誰だった?」と思えるほど、帰りの準備でも声かけですぐに切り替えられるようになりました。

学習でも課題が終わるまでしっかりと着座し、課題に取むお友達。
以前は投げ出していた難しいことも、質問したり、諦めずに笑顔でチャレンジする姿を見せています。
そんな落ち着いて机に向かうお友達の姿をご覧になり、保護者様も喜ばれているそうです。

初めの頃は指先を使うことが苦手で、制作もノリノリではなかったお友達。
そんなお友達と一緒に、当初から指先を使う色々な機能訓練を繰り返し行ってきました。
次第に指先を上手に使えるようになってくると、お友達は苦手だった制作が楽しみに変わってきました。
「今日制作ある?」と聞き、「あるよ。お勉強の後でね。」と先生が答えると「やりたぁい!」と目を輝かせ、早く終わらせようと学習にもより集中を見せるほどなのだとか。

1マスずつ埋めるように、種に毎日水をやるように、コツコツ繰り返した結果、気付いたら今のお友達の姿があります。
会話ができるようになったとはいえ、主な会話の相手は先生です。
これからはもっと言葉の世界を広げ、お友達同士での会話を促していくように、同じテーブルで制作をしたり、集団活動でゲームを楽しんだりしながら、しっかり取り入れていきたいと思います。
指先の運動は箸づかいなど、より高度な機能訓練継続、そしてひらがなを書けるように、数の理解と認知にも取り組み、やがて来る就学を目指し、温かく見守りながら今日もまたコツコツ繰り返す日々を送ります。

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