火曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASSに通い始めてから3ヶ月が過ぎ、雨の季節になりました。
この3ヶ月で、お友達は黙ったまま一言も発することのなかった会話も、少し時間が経てば、自分の気持ちを言えるようになりました。
まだ自発的な発言は少ないものの、途中で担当する先生の変更も以前は完全に無言でしたが、時間が経てば誰が担当でもお喋りできるようになってきました。

今も継続してお友達の学習や言葉・会話の療育は続いています。
自発的に苦手な片付けができなかったお友達、苦手なことは今も変わりませんが、声掛けで片付けられるようになってきました。
初めのうち、お友達は時間を意識して決まったスケジュールで行動できませんでした。
「アラームが鳴ったらこれはお終い。」などと素直にお約束はできるのですが、約束通りに行動するのは難しく「お約束はなんだった？」など、まだ声掛けによる切り替えを促す必要があるそうです。

絵カードなどによる語彙の獲得、会話練習による応酬話法の練習も日々行われました。
思い通りにならないことには耐えられずに癇癪を起こしていたお友達ですが、そんな癇癪はこの3か月でほとんど見られなくなってきました。

来所のたび、促されるトイレ・トレーニング。
トイレへの促しを嫌がっていたお友達はでしたが、しぶしぶながら応じることが出来るようになってきました。
この頃はまだオムツ着用で来所して、活動前にトイレへの促しでは時々オムツ内で排尿がありましたが、帰る前のトイレ・トレーニングではスムーズに排尿出来るようになってきました。

そんなお友達の成長ぶりを「COMPASSでは来所時にトイレに行っていますよ。」とお母様にお伝えしたところ、「そうなんですね！」と驚かれ、笑顔で「ありがとうございます！」と言ってくださったそうです。
時間はかかったものの、COMPASSの先生とは誰とでも笑顔でお話してくれる場面も増え、行きしぶりもなく、楽しんで活動に参加できるようになったお友達です。

就学までに達成したい課題はまだたくさんあります。
言葉や生活習慣を身につける活動を続けながらより多くの言葉を覚え、会話や人と関わることの楽しさを感じ、より親しく接することができるようになって欲しいと願います。
勿論、まだ完成されていない片付けや時間通りの行動もできるようになり、見通しを持てるように導いていきたいと考えています。
再来年の春のお友達、どれだけ笑顔が増え、どれだけ誇らしい眼差しの１年生になっているか、今からとても楽しみです。

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