COMPASS丸亀Believe 芽吹きから、やがて…(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Believeのお友達、利用のたびに着座すること、集中して取り組むこと、そして人との関わりを促していきました。
そんな取り組みを続けるうちにお友達に少しずつ抵抗がなくなり、できることが増えていきました。
一番変わったのは、自分以外の人をしっかり見ることができるようになってきたことかもしれません

その都度声かけをする必要はありますが、声をかけられるとそれまで夢中になっていた遊びをやめ、素直に着座ができ、切り替えて目の前の課題に取り組むことができるようになっていきました。
最近はお友達は一人で学習のお課題をするだけでなく、何人かのお友達と一緒に取り組む機会も増えてきましたが、人がいても集中が続いたりペースを合わせられたりできるようになってきたそうです。

一緒に活動をするうちに、お友達は自然に順番を譲るようになり、ずいぶん相手のことを考えた行動を見せ始めています。
COMPASSの利用を始めてから長い間、余暇の時間にも一人遊びか馴染みのある先生を誘って遊ぶだけだったお友達。

それがここにきて周りのお友達と一緒に遊べるようになってきました。
ごくたまにトラブルが起きますが、それでも率先して準備をしたり、ゲームの進め方やルールを守ることもできるようになってきました。

学習では、「ひらがな」の読み書きにまだ課題は残りますが、そのほかの「カタカナ」「漢字」についてはだいぶ得意になってきて、率先して音読したり、書いて見せたりすることもあるのだとか。
学習では特に数字への関心が高く、学校で習った九九を得意そうに披露してくれているのだそうです。
得意なこと、できることが増えるにつれ、お友達の自信が育ち、自分から「これできるよ!」「やりたい!」ということも増えてきました。

とはいえまだ気分のムラや好き嫌いも消えたわけではなく、着座姿勢の保持と集中にも日によってばらつきが見られますが、以前と比べると格段に集中して取り組める時間や内容が増えています。
ちょうど1年生が入ってきて、その子に合わせて学習や遊びを率先してあげる姿がよく見られるようになったのだそうです。
学校で見られていた離席もほとんど見られなくなってきたのだそうです。

COMPASSでもまだ先生が提示した活動を「嫌だ!」と言うこともあるのだそうです。
嫌だと言いながらも先生と話したり、先生から促されたり、あるいはお友達の好みの活動から始めたりすることで、苦手なことにも少しずつ取り組めるようになってきました。

ご家庭ではどうかというと、保護者様は「家でもやるべきことを先にやるということが受け入れられずにイライラするものの、最後までやり切ることはできていて、1年の初め頃にくらべると落ち着いてきています。」とおっしゃり、成長を確信しておられます。

今ようやく長い時間をかけて芽吹いたお友達の成長。
その芽がぐんぐん伸び、やがて大きな幹となるように…。
これからもCOMPASSでは、お友達が落ち着いて日々を送り、学習では一定時間落ち着いて着座し、集中して取り組むこと、切り替えられること、そしてまだ少し苦手意識が残る単語や文の読み書きがスムーズにできるようになること、さらに人との接し方では意識的に相手を想う行動を選択できるようになり、楽しくコミュにケーションが取れるようになることなどを目指し、お友達の未来が広がる支援を継続していきます。

COMPASS発達支援センター丸亀Believe
所在地:〒763-0082 香川県丸亀市土器町東8-260
T E L :0877-43-7338

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