COMPASS本部教室 思いを唇に(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部のお友達が通い始めてから数ヶ月、季節は春から夏へ移り、お友達にも実りの気配が感じられるようになってきました。
自主的な発語がなく、思いが伝わらないと泣き出し、また見慣れない場所や人にも馴染もうとしませんでした。

会話はないものの絵カードなどを見せるとよく名前を知っていて、先生に続いて言葉の模倣ができていました。
先生が言う指示も理解できていて、きちんと「静かタイム」に参加し、また先生が横に付き添って行う「あいうえお50音の唱和」でも発声できていたのだそうです。

体を動かすことはお友達の大好きな活動となり、、片足立ち、ケンケンパ、風船バレーなどの活動に楽しく参加することで、リラックスできていました。
日毎、週ごと、そして月を追うごとに次第にCOMPASSに慣れてきた様子を見せ始めます。
徐々に、硬かった表情から柔らかい笑みを唇に浮かべるようになり、何か話しかけると笑顔を見せるようになっていったお友達です。

やがてひらがなの読みも身につき、まだ苦手なひらがなを書くことも一文字づつ発声しながら名前を書く様子が見られ始めています。
COMPASSのルーティンも身につき始め、それは小さな声ですが挨拶ができるようになり、身の回りのことも進んでやるようになってきました。
遊びの時間には先生や仲良くなったお友達と一緒にじゃれ合うなど、楽しそうにしている様子が見られています。

COMPASSだけでなく、ご家庭でも自分の思いを少しづつ伝えられるようになってきて、コミュニケーションが取れ出したと保護者様からもお聞きしました。
以前は硬い表情で気持ちが伺えなかった意思表示も伝わるようになってきたと成長を喜んでおられます。

最近では、表現も多彩になってきて、ふざけてひょうきんな様子を見せるようにもなってきて、毎日笑顔で通ってきています。
それだけでなく、活動の指示を出す先生に「はいはぁい!」とわざとおどけた返事をして、先生を驚かせて喜ぶ姿も見せているのだそうです。

お友達のたくさん経験を積んだことで自信に満ちた瞳の輝きが宿るようになり、その笑顔を見るたびに可愛らしく、頼もしいとさえ感じられているのだそうです。
4月からは年長になるお友達、ちょっぴりお姉さんになったお友達には、もちろん会話の練習はまだまだ必要です。

今後はさらに語彙数を増やし、自分の言葉で思いを伝えることが出来るよう導いていきます。
会話だけでなく総合的な成長を促しながら、お友達の唇から未来が聞こえてくるように願いながら共に歩みを続けます。

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