土曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本東のお友達が通い始めて2ヶ月が過ぎた4月の終わり頃からキラッと光る成長のカケラが現れ始めたそうです。
「できた!」というたくさんの経験が、お友達に好奇心の芽生えを促していきました。
苦手なことや、みんなと一緒の活動でも嫌がらずに意欲を示すようになっていきます。
来所時のご挨拶からトイレでの排泄、手洗い、着座までの流れを先生がついていなくてもひとりでスムーズにできるようになりました。
着替えでも、カバンの整理でも手元をしっかり見て、身の回りのことや課題に取り組めるようになってきました。
課題だった目を見て話したり、聞いたりすることもできるようになってきました。
言葉でのコミュニケーションも上手にできるようになり、余暇の時間でもお友達とおもちゃをシェアして仲良く遊べるようになりました。
COMPASSでの集団活動でもルールも守って楽しく参加できるようになり、不安でいっぱいになって全く参加できなかった園での活動にも取り組み始め、真面目な取り組む様子に園の先生たちからも褒められているお友達です。
もう一つの課題だった発声の不明瞭さはほとんど改善できていて、あと「か行」「さ行」の発音に課題を残すだけとなりました。
COMPASSに通うようになって2年と3ヶ月。
当初は保護者様も「発語がないこと」を心配しておられたのですが、「通い始めて半年くらいで不安感が無くなりました。」と話しておられました。
お友達はチャレンジする力もつき、園の活動も頑張れるようになっていることを喜ばれています。
当初の目標はほぼ達成できていると言えます。
色々なことに関心も示すようになったお友達。
この頃、お友達が「テレビが好きで、ずっと見てしまうので登園準備に影響が出ている。」とご相談がありました。
そこでCOMPASSから、逆にその関心の高さを逆手にとってテレビに表示されているデジタル時刻を見て、「この数字が⚪︎時になったらごはん、⚪︎時⚪︎分になったら着替え、⚪︎時⚪︎分になったら出発しよう。」というように、時計で予定やスケジュール管理をすることを提案させていただいたのだそうです。
もちろん、このご提案と同時に、COMPASSの活動でも時間で活動を区切り、時計に従って行動するようにしていきました。
ご家庭で同じように取り組まれると、すぐに効果が表れ、「自分から”⚪︎時になったらこれをする”と言うようになって、朝の支度もスムーズにできるようになりました。」と保護者様もとてもお喜びなのだとか。
この事例からも、ご家庭とCOMPASSで同じ方向を目指した支援の連携ができていること、信頼関係を築けていることを実感し、「このことがとても嬉しかった。」と話す先生です。
この春、お友達はいよいよ年長さんへ進級しました。
お友達同士の活動で、協力し合ったり、楽しさを共有したりする中で、周りのお友達の気持ちに気づけるようになって欲しいと願い、活動を通してお友達と力を合わせる楽しさが経験できる課題を提供し、実践的な場面で遊びを通じてルールやマナーを身に付けられるように促しを続けていきます。
来年に迫ってきた就学に向け、音読や書字、数の理解を深めることなど課題はまだたくさんあります。
やってもらって当たり前だった日常の動作も、自分でできることを増やしていきながら、ご家庭で簡単なお手伝いを買って出られるようになれたら最高だと思っています。
お友達は今眩しい未来への道を歩き始めました。
どの活動も「楽しく取り組む」をモットーに、COMPASSでは、お友達がどんどん自分で前へ前へと歩いていけるよう、これからは少し後ろにそっと寄り添いながらともに未来を目指していきます。
COMPASS発達支援センター熊本東
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