火曜日のCOMPASSです。
COMPASS古賀のお友達、人の話を聞きとっていないので、正しい行動ができず、切り替えもできません。
意識が向くことには強い自己主張を示し、うまく伝えられなかったり、思い通りにならないと泣いて訴えていたお友達です。

月日は流れ、お友達も小学生になりました。
それまでなかなか画期的な変化はなかったのですが、2年生になる少し前の2月頃から変化を見せ始めます。
スムーズに着座して、先生の指示に従い、素直に学習に取り掛かる姿を見せるようになり、日ごとにその頻度が増えてきました。
語彙の習得や会話の練習を来る日も来る日も続け、少しずつ言葉のキャッチボールが的確なものになっていきました。

とはいえ心情を語るにはたくさんの語彙、たくさんのテクニックが必要です。
まだ、なかなか言葉で表現できずに涙を見せることもあります。
それでも悔しくても、嫌なことでも、感情に折り合いをつけられるようになり、切り替えにかかる時間も圧倒的に短くなりました。
そればかりか苦手な学習にも取り組もうとする姿が見られるようになりました。

お友達の成長の１端は、周りのお友達の影響によるところも大きいようです。
苦手な文字を読んだり書いたりと言った課題でも、周りのお友達が頑張っていると、並んで学習し始めたり、自らやってみようとする姿が見られているのだそうです。
中の良いお友達と気持ちを交わしたくて、言葉と会話の学習にも熱が入っているようです。
読字についてはまだ1文字ずつ読む区切って読んでいることが多いといえますが、最近ではスムーズに単語を読めることも見られるようになってきたのだとか。

COMPASSで過ごす様子にも変化が現れ始めています。
登所から学習までがとてもスムーズにできており、学習後の予定など、お友達同士で話し合って計画を立てて過ごすことが増えてきました。
お友達同士の関わりでとトラブルがあったときに、自分のどこが悪かったのかすぐに反省しながらも、どう伝えらた良かったのかと自発的に先生に相談する様子も見られています。

苦手なはずの音読を嫌がらずに「これが読みたい！」と自分で選び、頑張る姿も見せています。
家庭でもスムーズに学習へ取り組むこともあるほど、意識が変わっているのだとか。
お友達は今、成長への道をしっかり歩き始めています。

当初からの課題だった相手の話をしっかりと聞き、指示を聞いて正しい行動を取ること、自分の気持ちを上手に表現すること、そして苦手な学習や活動への切り替えをさらにスムーズにすることを目指しながら、今日も楽しく実りある活動へと向かいます。
少し先にある成長へ続く道を歩み、未来を手繰り寄せる心構えは整いました。
あとは共にゴールに向かって歩み続けるだけです。

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