COMPASS鍋島 きっかけを探して(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS鍋島のお友達が通い始めて3ヶ月経った9月には、お友達の様子に少しずつ変化が見られるようになってきました。
先生はできるだけたくさんコミュニケーションを図り、絵カードで言葉を教え、話しかけ、笑顔を誘うように努めていきました。
それまではご挨拶をやって見せたり、簡単な質問を投げかけたりしてもあまり反応がなかったお友達なのですが、この頃から先生がお友達の名前を呼ぶと、手をあげて応えるようになってきました。

それだけでなく、送迎車に乗る際には一人で座席に座れず介助が必要だったのですが、自分で座席シートに座れるようになりました。
シール貼りの課題でも、印を見ないまま貼っているだけで時間がかかっていたのですが、印や指先を意識して台紙に貼れるようになってきました。
よく手元を見るようになってペグ刺しもうまくできるようになってきました。

先生とお友達の間で呼応し合うような関係が築かれ始め、まだ声にはならないまでもコミュニケーションが始まりました。
手を挙げて応える、帰りの挨拶の仕草をするといった流れも表現できるようになりました。
まだトイレでの排泄はできていませんが、先生が「トイレに行こう!」と誘うと、お友達は自分でオムツの準備も出来るようになり、トイレの後に手を洗うといった行動も自分でできるようになってきています。

通い始めて1年、少しずつ集中できるようになり、工作や手指の活動のも楽しそうに取り組んでいるお友達。
継続してカードや絵本での発語を促していますが、残念ながらまだ発語までには至っていません。
ですが弾けるような笑顔をみせ、豊かにくるくる変わる表情を見せるようになり、「ウー」「アー」などといった声も出るようになってきました。

保護者様には前回のモニタリングのときに実際に療育中のお友達の様子を見ていただき、綺麗な姿勢で着座し、集中して取り組んでいる様子をご覧いただきました。
まだ発語がないことは心配されていますが、色々と出来るようになったことは評価していただいています。

写真はイメージです

当初と比べるとすっかり変化を見せているお友達。
今では先生と顔を合わせると手を振ったり、たくさん笑ってくれるようになったり、嬉しそうに側に来てくれるようになったりと活き活きとしたお友達の様子に先生は未来への手応えを感じていると言います。
これからも生活動作の向上を目指し、お友達の発語へのきっかけを見逃さないように、またそれが会話につながるように丁寧に関わり、支援を続けていきます。

COMPASS発達支援センター鍋島
所在地:〒849-0937
    佐賀県佐賀市鍋島5丁目3-6
連絡先:0952-37-5938

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