COMPASS中津Neo 理解、チャレンジ、そして…(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津Neoのお友達は、この春から通い始めた1年生です。
お友達は聞いていたことを忘れがちで、忘れ物も多いため、場面ごとに声掛けが必要でした。
また帰宅前にも忘れ物がないか、持ち物の確認が毎日必要でした。

一方で何かに取り組んでいるときの集中力は高く、熱中しすぎると、目の前にいる人と1対1であっても話の内容が耳に入らない様子を見せます。
これは特に集団活動で指示を出されたときに見られ、皆に向けた語り掛けは、どうやら自分のこととして捉えられない傾向が見られました。
このため、後で確認すると、理解していないことが多かったと言います。

保護者様は、人の話を聞き、言われたことを理解して行動に移してほしいと願っておられました。
身の周りのことも自分の力で少しずつできるようになってほしいと願われ、また、お友達と仲良く、楽しく過ごしてほしいと希望しておられました。
個別支援計画では、まずはCOMPASSに慣れることから。
そして、COMPASSで過ごしながらルールやマナーを身に付け、お友達と楽しく活動できるようになることを目指します。
学習や運動などの活動を進めながら、同時に日常生活動作を学び、自分でできるように導いていくことを目標としました。
学んだことが定着するように、活動の場面ごとに付き添い、評価し、指導するよう細やかな配慮を続けます。

集団活動での指示を自分のこととして捉えられない傾向があるお友達。
そこで例えばレクリェーションや体操のときなど、全員に説明や指示をする集団活動に関わる機会を作り、
その際、説明に入る前に全員に「この後、お話を聞いているか確認しますよ~!」と一人ひとりと目を合わせて伝え、注意力を喚起するように心がけました。
その後で、約束通りルールや遊び方についてちゃんと理解しているかどうか、お友達に確かめ、常に意識できるように促していきました。

お友達は学習にしろ、工作や日常動作の訓練にしろ、指導に対して熱心に聞く姿勢を見せるものの、「ひとりでやってみよう!」となると、すぐにあきらめそうになってしまうことも多いのだそうです。
よく聞いて、頭ではわかったつもりになっていても、いざやってみると、なかなか思い通りにはいかないもの。
お手本を解説するために手を貸すことはあっても、先生は、お友達が一人でやる順番のときには、手を貸しません。
次いで、自分で同じ動作をやってみて、出来たら褒め、自分でやってみよう!という意欲につなげるというサイクルを繰り返すようにしています。

ためらいがちに取り掛かり、不器用でゆっくりな動作で手順を進め、お友達が最後まで完成させるまで静かに見守ります。
そして作業を終えたとき、満を持して先生は最後まで一人で完了させたことをたくさん褒めます。
出来栄えがちょっと残念なこともありますが、お友達の自信を奪わないように、まずは褒め、そのうえで助言をするように心がけています。
「上手にできたね、最後まで諦めなくて、すごいね」という言葉の後で「こうしたらもうちょっと上手くできるよ」と、やり方を提案してみると、お友達も「なるほどー!」と受け入れやすいようです。

COMPASS中津Neo
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