COMPASS諫早 皆の前で堂々と(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS諫早のお友達は現在小学校2年生。
COMPASSには一昨年の12月から通ってきています。
当時年長さんだったお友達、色々なところに目移りしやすく、気が散りやすく動き回っていました。

お友達は話しかけても言葉の理解が難しいようで、指示が入りにくいときがあったのだそうです。
また当時のお友達は、ひらがなを読むことも書くこともできていなかったそうです。
保護者様は「人の話を聞けるようになり、お友達と上手くコミュニケーションが取れるようになって欲しい。」と願いをおっしゃっていました。
そして、翌年の春に就学するお友達を想い「学校の環境に慣れて、学習が出来るようになって欲しい。」と希望しておられました。

保護者様の願いに寄り添い立案した個別支援計画ですが、まずはCOMPASSの環境に慣れ、楽しく通所できるようになることが最初の目標です。
そして、初めての活動にも積極的に取り組めるようになり、コミュニケーション力を身に付け、お友達との関わりを楽しめるようになることから目指して行きます。
お友達と取り組む活動は「プリントA1~」「パズル」「シール貼り」「線なぞり」「ひらがなのおけいこ」「すうじのおけいこ」などでした。
そして会話の練習としては、分からないことを「わかりません」と言えるようになることを目指して、練習を行います。

保護者様からお聞きしていたように、お友達はCOMPASSでも落ち着きなく、ソワソワしていました。
気が散りやすかったので、集中できるような環境作りを心がけ、人の動きや、お友達が気になるおもちゃが目に入らないように、壁を向いて座れるように心がけました。

着座することにも慣れていなかったお友達。
まずは落ち着い着座が出来るように、お友達が好きなことや興味のあることを取り入れて少しでも着座姿勢が保てるように促しました。
言葉は出るのですが、自分の気持ちをうまく伝えられず、話し方に困っていても、なかなか素直に「わかりません」と助けを呼べないでいるお友達です。

分からないことを正直に伝えることは、実は難しいことです。
素直に「わかりません」と言えるように、先生は繰り返し何度も練習したり、声かけなどを行い、お友達が素直に助けを求められるように促して行きました。
そして、お友達が通い始めた真冬から半年が過ぎた初夏を迎えた頃、お友達は理解できること、学習への意欲などすべての面において成長が見られ始めました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター諫早
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    長崎県諌早市船越町891ー2
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