土曜日のCOMPASSです。
通い始めの頃は会話の表現に困りごとがあり、落ち着かず集中に欠けていたお友達。
この間にお友達は小学生になり、あっという間に半年が経ち、季節は初夏になりました。
先生とお友達は二人三脚で毎回語彙を増やし、どの場面でどんな会話を選択するのか何度も練習を重ねました。

思い通りに伝わらないとき、苛立ちから荒い行動に出ることもありましたが、訓練成果も上がり、コミュニケーション能力も向上が見られ、気持ちも少しずつ伝えられるようになってきています。
コミュニケーション能力の向上に伴い、自信が見られ始めたお友達は誰とでも楽しく活動に参加することができるようになってきました。

利用開始のとき保護者様の「学習ができるようになってほしい。」というご希望もありました。
学習面は来所のたびに着座姿勢での集中を促し、まずはひらがなの読み書きに取り組みました。
今ではお友達は文字を書けて読めるようになってきていて、漢字の練習に移行しています。
言葉の理解に自信が持てるようになってからは、苦手だった算数の文章題でも問題の意味を素早く理解し、解けるようになって来ました。
算数では一年生の単元も終わり、2年生の学習にも追いつき、取り組んでいるのだそうです。

保護者様もお友達の大きな成長を喜んでいただいています。
当初はひらがなや数の理解が難しく、やらされている感が強かったお友達ですが、最近はお友達の意欲に驚かされています。
今では集団活動の中で、皆の前で堂々と自信にあふれ、絵本の読み聞かせができるまでになっているお友達の姿を見ることもできます。

「やれば、できる！」「できた！」という体験がお友達の自信という翼となっていきました。
苦手だったことにも取り組めるようになった今、集団活動などの実践的な活動を通して、さらに向上できると予測できる表現の力や幅を伸ばせるように導き、より楽しい、豊かな未来を見つめていきます。

COMPASS発達支援センター諫早
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