COMPASS岡山ACCESS 発語への扉(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS岡山ACCESSのお友達、通い始めて数回で成長への兆しが見られるようになってきました。
話せるようになって欲しい、出来ることが増えるようにと願いながら、毎回お友達と向き合ってきたCOMPASSです。

初めの方こそ着座や学習への促しに応じようとせず、取り組み始めての集中が続かなかったお友達ですが、通い慣れてくるうちに少しずつ様子が変わってきました。
お友達は保護者様が送って来られますが、いつも帰っていく保護者様を玄関で見送ります。
そして、建物に入ろうとする先生の手を引いて止め、”ここで見送る”という意思表示を見せるようになりました。

COMPASSに慣れて来ただけでなく、周囲のこともよく見えるようになり、どうやら好きな先生ができた様子です。
まだ言葉でのやりとりには至っていませんが、一生懸命やりたいことをアピールしたり、「もう一回!」とおねだりのジェスチャーをしたり、車やボールを先生とキャッチボールのように転がしてほしいとおねだりしたりと、気持ちを表す場面がだんだん多くなって来ました。
また、先生の肩をトントンと叩き、階段を1段飛ばしで登れる様子を「みて!見て!」と言わんばかりに要求してきます。

話そうとして声を出し、発語につなげるための学習活動は、絵カードを通して新しい語彙を知り、先生の口の開け方や音の出し方をしっかり見て、模倣に挑戦するところから始まりました。
最近では口の形を真似るのが上手になってきているそうです。
「い」の発声で、上下の歯がピッタリ噛み合うように口の形をとることができました。
「う」の発声では、先生の口元を真似ようと、自分の指で唇を動かして口の形を作れました。

保護者様もお友達がCOMPASSに楽しんで通っていることを喜んでいただいています。
先生と一緒に「なぞり書き」に挑戦し始めたところですが、書くことに興味を持ったようで、ついに先日自分ひとりで挑戦していたのだそうです。
少しずつ自信がついてきたお友達、なぞり書きが上手にできたときには、嬉しそうに担当以外の先生にも見せに行ったお友達です。

電車や車といった乗り物が大好きなお友達。
絵カードを見せてもニッコリと嬉しそうでした。
そしてミラクルな出来事が起きます。
一度だけですが、お友達がぽつりと「くるま…」と発したような気がしたと、複数の先生からの報告がありました。
とはいえ、言葉を定着させて発語が滑らかに出るようになるには、まだまだこれからです。

通い始めてまだ3ヶ月が過ぎたところです。
この数ヶ月は新たな課題を発見するよりも、お友達の可能性がどんどん見つけられた時期でした。
活動を継続し、たっぷり言葉のシャワーを浴び、会話の機会を作り、たくさんの経験を通して、やがて発語への扉をお友達自身の手で開く時を迎えるでしょう。
楽しく、繰り返し、何度も、何度でもあきらめない活動は続きます。

COMPASS・Access
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    岡山県岡山市北区高松131-15
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