COMPASS神埼 自分を振り返ること(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS神埼のお友達に変化が見られるようになったのは、半年が過ぎた今年の7月。
その日、お友達同士で楽しく遊んでいるかと思いきや、ちょっと雲行きが怪しくなったことがあります。
お友達は、「さっき叩きたくなった。でも(やっちゃ)ダメだったよね。」と自分の思いを話しに来てくれました。

衝動をグッと我慢して、叩きたい気持ちを耐えようとしている様子に、先生はこれまでの取り組みが実を結び、少しずつ善し悪しを理解し、自分で判断できるようになっていると確信を得られた瞬間でした。
その後も来所してすぐに「今日の活動なぁに?」と聞いてくるようになり、小集団活動にも参加できるようになってきたお友達。

保護者様は、癇癪が減ったこと、譲ることが出来るようになったこと、自分のやり方にこだわらなくなり「まっ、いっか!」と言いながら、朗らかに我慢して過ごせるようになったことを評価しておられます。
そして「何よりも、手が出なくなったことが嬉しい。」と言っていただきました。

行き渋りがあった登園への拒否がなくなり、保護者様なしで園へ行けるようになったお友達の様子を喜んでいただいています。
そして保護者様は「まだまだ自分の感情や思いをうまく言語化し、表現することが苦手なので、上手に伝えられるようになって欲しい。」と新しい目標を語られ、期待しておられます。

お友達との1年が過ぎようとしている今、思い返せばお友達同士で交流しているとき、相手の言葉とその想いを正しく受け止めることを促し、また本来お友達に備わっている優しさや思いやり・喜怒哀楽の表現と伝え方について、その都度、より良い表現を提案しながら、お友達とがっつり四つに組んで向き合ってきたことが成果となって現れてきたのではないかと先生は分析しています。

また、何よりもご家族との情報共有や連携にも重きを置いたこと、ご家族には振り返りを欠かさず行なっていただいたこと、これらのご家族との連携と献身的なご協力が成長に不可欠なことだったと思われます。
保護者様は、成長の喜びを送迎時に直接伝えて下さったり、連絡帳に書いていただくなど、たくさん声を聞かせて下さったので、先生たちにとっては、それがとても嬉しくありがたいことでした。

日によって、活動内容によっては「できる」「できない」の波はあるものの、順番やルールも守れるようになり、待てるようになってきました。
日を追うごとに月を見送るごとに、頑なだったお友達の表情が和らぎ、明るく楽しそうにお友達同士で遊ぶ姿を見ることが増え、穏やかに過ごせるようになってきています。

まだ時折癇癪が起きそうになることもあるため、我慢すべきこと・我慢しなくていいことを理解できるように促し、感情のコントロールができるよう、気持ちの整理の方法を探し、言葉の引き出しを増やしていけれるよう支援していきます。

やがて訪れる就学に向けた取り組みにも力を入れ、まだ少し苦手な文字を書くこと、絵を描くことなど、鉛筆を持って取り組む課題を継続し、書くことを楽しいめるように導いていきたいと思います。

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