COMPASS本部 経験から学びを掴み取ること(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部のお友達が放デイに通い始めて1年が経ちました。
算盤教室では上級生が卒業したことで、お友達が上級生になり、正式に「新リーダー」に任命されます。
個別の療育を受け、集団活動にも参加し、さらに算盤教室でも頑張りを見せるようになってきたお友達です。

算盤教室でリーダーぶりを披露することになって、トラブルが起きたとき頑張って解決しようと試みる姿も見せるようになりました。
以前のお友達は「自分の正義」が何より重要で、問題解決ではなく、自分の気持ちの押し付けだったり、「お友達にとって当然のこと」がなぜできないのかを理解しようとする優しさは見られませんでした。

採点でも、「僕が丸付けします。」とリーダシップの意味の取違いをするような言動が見られていました。
学年が上がった頃からは、自分の気持ちを押し付けたり、感情をぶつけたりすることなく、お友達を見守ったり、相手の気持ちの静まりを待って採点の丸付けもできるようになってきています。

個別指導でもプリントを頑張っているお友達。
以前とは少し学習に対する考え方に変化が見られるようになりました。
ある日、難しいプリントが最後に出てきたときに手こずり、時間が足りなさそうになったことがあります。
「これを最初にやりたかった。」と残念がり、与えられた順番に従うのではなく、今自分に必要な学習能力を磨くために必要なことが理解できているように見えます。

保護者様は、周りのお友達に対して優しい声かけができるようになったお友達の成長を大変好ましくご覧になっています。
学習に集中して取り組めていることへの評価は高く、お友達の成長を喜んでおられます。

先生もお友達が周りのお友達に対してキツイ言葉を使うことがほぼ見られなくなり、気配りができるようになったこと、算盤5級、暗算6級の試験を受けるために意欲的に集中して取り組み、体調不良が続き、少ない練習の中でも合格できたことに大きな成長を感じていると話しています。

警察署の見学

ところが、これまで頑張ってきた算盤教室が担当の先生の事情により、8月末で終了してしまうというお友達にとってとても残念な出来事がありました。
そろばん教室の代わりに、本部教室では教務の先生が新規に「算数教室」として再スタートを切るようにしています。
お友達は算盤がなくなったことを落ち込んでいましたが、今は気持ちを切り替えて、新たな算数教室への意欲を示せるようになってきました。

空港の見学

来年にはお友達は最上級生になり、中学生へと続く未来に向かって新たな挑戦が始まります。
今まで算盤を始めいろいろな学習経験から習得した学ぶ姿勢を維持しながら、学年に合わせた算数の理解、漢字を書くことへの丁寧な取り組み、また読解力についてしっかり取り組みを続け、人に対しては、気を配り、優しい気持ちを表せるようになることでお友達が新たなコミュニケーションスキルを身につけられるようしっかりと導いていきます。

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