COMPASS Olive 「できる」が増えて変わったこと(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS Oliveに2年前から通うお友達は、ひとつのことに集中できませんでした。
就学を目前に迫ったご相談を受けたとき、お友達はひらがなの読み書きができませんでした。

保護者様のご希望は、COMPASSに楽しく通う中で成長して欲しいと話され、授業中に集中できるようになって欲しいと願っておられました。
まだ書けないひらがなの読み書きもできるようになって欲しいと成長を希望しておられました

その願いを受けて立案した個別支援計画は、新しいCOMPASSという環境に慣れて楽しく通うことを最初の目標と定めました。
COMPASSに慣れた頃からは、ひらがな読み書き、数の認知も習得できることを目指していきます。

こうしてお友達のCOMPASSがスタートします。
まずは着座ができるように促しますが、なかなか立腰姿勢の維持ができません。
ひらがなに取り組もうとしますが、5分以上の集中ができなかったのだそうです。
そこで、楽しく活動できるパズルでは、ピースを増やして集中できる時間を増やしていきました。

お友達が関心を持って活動に取り組めるようにと選んだ課題は、なぞり書き・みつばプリント・絵カード・音読・数のおけいこ・数字書き・数唱・簡単な数の合成などでした。
鉛筆でなぞっていくときも、筆圧が弱く頼りない線で文字がフラフラしてしまいます。
そこで先生はお友達に正しい鉛筆の持ち方を見せて、正しい形を取れるように持ち方を整えていきました。

強く線を書けるように、まずはみつばプリントの点描をしっかり行っていきました。
お友達にとって学習活動は永遠に続くかのような感覚だったのか、なかなか課題が進みません。
そこで見通しをつけられるように、毎回スケジュールを先生と確認することにしました。
気が逸れやすいお友達でしたので、先生は準備や片づけなど、時間に応じて進めていくことができるようにこまめに声をかけていったと言います。

ひらがなを見ながら何度も発声し、何度も書き、音と文字が繋がるように取り組みました。
「ひらがなのうた」をまず先生が音読し、その後に続いてお友達も復唱していきました。
お友達は、繰り返し、繰り返し、何度も、何度でもわかるまで、できるまで挑戦しました。
その繰り返しの中で、少しずつ、少しずつ迷わずに言えるひらがなが増えていきました。

数については、数字の読み書きを「かずのおけいこ」をたくさん活用しました。
数の1がおはじき1個、モノが変わってブロックでも1個というように、一つひとつ確かめながら数の概念の定着を目指していきます。
唱える数と数字の一致は苦戦しましたが、これもまた少しずつ理解できるようになっていきました。
こうして1年生の冬を迎える頃には、お友達の中でひらがなの定着を見ることになります。
(後編へ続きます)

COMPASS. OLIVE
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