COMPASS中讃センター 言葉を味方にすると・・・(2)

土曜日のCOMPASSです。
中讃センターのお友達は新しい環境や、できごと、見慣れない人にはひどく過敏に反応し、馴染もうとしませんでした。
会話や人との関わりにも困りごとを抱えていたお友達ですが、お友達が通い始めて1年半が経った一昨年の8月になった頃、いつの間に?というごく自然な流れで変化を見せ始めます。

新しいことや新しい行動への抵抗感があり、それまでは、取り組みを促しても尻込みし、苦手な課題には全くやる気を見せないか、泣き出す、または切り替えができない状態が続くという状況でしたが、先生の促しに素直に応じる場面が増えていきました。
一言で言えば、今は何にでも素直に一生懸命取り組めているお友達です。
当初は、知らないか、理解できていない言葉も多く、先生の話もあまり理解できていない場面もあった様ですが、工夫を凝らした療育で言葉の理解がかなり深くなってきています。

保護者様もこの成長を大いに評価してくださり、お友達が「様々なことに挑戦できるようになり、ことばの理解や文字を書くことも出来ていて、文字についてはバランスにも気を付けて丁寧に書くことができる様になりました。」と話しておられます。
今ではお友達は身の回りのこともほとんど自分の力でできる様になりました。
最初は先生が仲立ちをして関わりを促していたお友達同士の関係も変わりました。
以前は決まったお友達だけと遊ぶ様子を見せていましたが、今では分け隔てなく誰とでも、どんな遊びでも選り好みせず色々なこと関われるようになっています。

ずいぶん気持ちの余裕と笑顔が増え、表情もすっかり明るくなり、輝きを増してきた様に思えます。
そして、途中で泣いたり投げ出して目の前の課題から逃げようとしたお友達でしたが、今では難しいことにも積極的に取り組み、間違えても諦めずにしっかり先生の話を聞いて納得すると「あー、そうだったのか」と前向きに頑張ろうとする姿勢を見せる様になりました。

ここにきて自分で考えて軌道修正し、言葉を味方にできる様になったお友達。
どの言葉で会話を表現するのかは、与える印象にも大いに影響があるので、状況に応じた受け答えができることを目指し、新たな目標に向けて取り組み始めています。
この練習の先には、相手の話を最後まで聞き、複雑な指示でも理解して適切に行動できるようになったり、言葉の理解を深め、自分の気持ちを適切な表現で伝えたり、相手の気持ちに寄り添う表現ができるようになることを目標としています。

4月になればお友達には小学校への就学が待っています。
センターは卒業となりますが、お友達の成長に卒業はなく、自分で考えながら自分の力で文章を組み立て、作文ができるように、未来への設計図が描けるように導きながら明るい未来を目指します。

中讃地区 COMPASS児童発達支援センター
所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東4丁目780
連絡先:0877-24-5328

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