COMPASS大村.NEXT 指示を理解し、受け入れて(2)

水曜日のCOMPASSです。
大村NEXTのお友達は昨年1月の利用開始から7ヶ月目になった頃には、随分と変化が見られるようになってきました。
最初の課題は着座でした。
着座するまで、そして着座してからも、お友達は一定時間の姿勢の維持ができません。
近くを人が通れば、音がすれば、何度も離席を繰り返していました。
それでも、まずは3分姿勢の維持ができるようにと、気が散らない環境を整え、さまざまな工夫でお友達が集中できるように取り組みを続けました。

着座練習を続けながらも、少しの時間でも機会を見逃さず、絵カードやプリントを活用し、語彙の獲得と会話の練習を繰り返しました。
当初は話せる語彙も少なく発音も幾分不明瞭で、思いがうまく伝えられなかったお友達。
思いが伝わらないもどかしさで苛立ち、相手のお友達を叩いてしまうこともあったのだそうです。

行動でも、言葉でも暴力は、鋭い刃物のように相手の心を傷つけます。
まだ会話で気持ちを伝えられなかった頃のお友達は、乱暴で相手を傷つける言葉をうっかり使ってしまうこともありました。
離席してしまったとき、先生はお友達としっかり今何をすべき時間なのかを話し合い、また乱暴な言葉を口に出してしまったときは、その言葉の代わりにどう言えば良かったのかを練習するように心がけました。
やがて、お友達は少しずつネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉を選ぶようになってきました。

そして、お友達がCOMPASSに通うようになってから1年と2ヶ月。
まだ離席は時折ありますが、その回数も減り、以前より着座姿勢を維持できる時間もずいぶん増えました。
保護者様も「言葉については少し改善ができていいるので、今後も成長と将来のための療育を行っていきたい。」と話しておられます。

以前は先生が指示を出すとサッと行動はするものの、意味をよく理解していないことが多かったのですが、最近は指示を理解して行動ができるようになりました。
悪い言葉に代えて、ポジティブな言葉を使えるようになったことへの評価も大きいと言えます。

春からはいよいよ小学校4年生になるお友達。
大分読み書きができるひらがなも増え、お友達同士の関わりも楽しんでいるお友達。
これからも安心して過ごせる、安全な環境の中で、療育を受けることを楽しみ、笑顔で学校生活を送ることが出来るように関係機関と連携しながら成長への手助けをしていきます。

COMPASS発達支援センター大村.NEXT
所在地:〒856-0807 
    長崎県大村市宮小路1丁目258-7
連絡先:0957-46-3278

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