COMPASSしまんと 滑らかさを目指して(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとのお友達が通い始めて1年過ぎました。
この頃から繰り返し、繰り返し、続けてきた活動の成果は、少しずつお友達に変化として顕れ始めます。

滑らかに手指を動かせなかったお友達ですが、楽しく工夫を凝らした運動で少しずつうまく使えるようになってきました。
それは、例えばうちわを使ったゲームや、お友達の服のあちこちに留めた洗濯バサミを体をよじって取るといった運動ですが、繰り返すことで自分の体のイメージを掴んでいったようです。
ゲームは大抵集団活動として行われ、指示を守ることや、活動を通して人との距離感、適切な挨拶やマナーを学ぶにも良い機会でした。

集団活動での全体指示も自分ごととして受け止められなかったお友達ですが、今では指示を聞き、行動に移すこともできるようになってきました。
その運動の成果で、手首や指先の使い方が向上して、日常動作がスムーズになり始めています。
促しがなければ発語がなかったお友達ですが、ここのところ自発的に発言できるようになってきました。
人と関わる活動では必要な会話のやり取りは必ずあります。

あいうべ体操、パタカラ体操などにも力を入れ、絵カードで語彙を増やし、綺麗な発音で話せるように口を開け先生の発音を模倣しました。
語彙が増えたと言っても滑らかな会話とまではいかず、単語を口にできるようになってきたところですが、それでも想いを伝えられるようになってきました。
並行してCOMPASSのプリントなどでひらがなの読み・書きを一生懸命練習して、しっかり読み書きができるようになっていきます。

ただ、着座してもその姿勢が崩れてしまうのはなかなか改善できていません。
その状況で、お友達は数の概念とも向き合いました。
たし算の仕組みがわかってくると、次第に計算に集中できる時間が増え、目標の10までの計算もひとりでできるようになってきました。

言葉をたくさん学んだこと、ひらがなの読み書きができるようになったこと、そして、たし算ができるようになってきたことが次第にお友達の自信となっていきました。
お友達の何もかもが、1つ先の未来を今歩み始めているようです。

4月になれば、お友達も6年生。
これから先は、ますます人との関わりが増えていきます。
できるだけ今のうちにお友達がたくさんのコミュニケーション方法を知って会得することができるように導きながら、生活全般、学習全般の向上を図り、未来への手助けとなるよう関わっていきます。

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