COMPASS枚方 心が成長するように・・・(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS枚方に通うお友達、この春に小学校4年生になりました。
通所半年くらいからオウム返し、発語が見られ始め、その後二語文・三語文へと進化を見せるようになりました。
やがて話し手の言葉を理解できるようになり、お友達自身も話せるようになり、コミュニケーションが始まりました。
繰り返しの活動の中で語彙数は圧倒的に増え、会話の後押しとなっていきました。

学習活動では言葉や数の認知から始まり、数の意味と数字の一致、増減の意味、そして計算へとレベルを上げていきました。
就学の前後からは、足し算、引き算の基礎は出来るようになり、九九もしっかり覚えられています。
小学校という新しい環境下で人との関わりは増えてくると、新しい課題が見られ始めます。
会話の上達でコミュニケーションにつきもののトラブルが見られ始め、自分と相手、人それぞれ違う思いがあることを経験からも理解し、受け入れることを学び始めています。

例えばお友達が苦手だと感じている先生がいるのですが、その先生にあだ名をつけてよくない発言をする行為が見られたことがありました。
そんな行動も先生たちは学ぶ機会と捉え、善悪の判断の学びと、それを聞いた人を傷つけることがあるのだということを教える機会を作っていきました。
そんなときは必ずご家庭にも報告をして、機会を見つけては話をしてもらうよう働きかけました。
ずっとお友達を見守ってこられた保護者様は、これまでもお友達の成長への手助けを惜しまず、COMPASSにも協力してくださり、この連携がお友達の成長への大きな手助けとなっています。

 

その保護者様は先日「情緒的にも、学習の習熟度的にも、目標の達成は出来ていると思います。」と評価の言葉を寄せていただきました。
何かができるようになったという技能の向上だけでなく、自分の要求や考えばかりだった発信からお友達の内面も大きく変化しつつあることを感じておられるようです。
道徳心の芽生えについて、あるエピソードを教えていただきました。

お友達は、ある親戚の家で飼われている犬がとても苦手で、そのお宅に行くことも大層嫌がっていたのだそうです。
ところが、その犬が亡くなったと知ったお友達。
すると嫌いだったはずなのに、その苦手な犬と親戚の方を想い、少し悲しそうに「そうなんだ・・・。」と呟く姿を見せていたそうです。
その姿に、保護者様は人として大切な思いやる気持ち、道徳心の芽生えを感じたとおっしゃっていました。

これからもCOMPASSでは学習の基礎を大切にして、活動の中で自己肯定感の向上と、何事にも意欲的に取り組むこと、自分の気持ちに折り合いをつけて受け入れること、自制心の向上を目指していきます。
人との距離感を学び、適切な距離感をもってお友達同士で関われるようになり、芽生え始めた思いやる気持ちを大いに発揮し、円滑なコミュニケーションが取れるようになってくれるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター枚方
所在地:〒573-0007
    大阪府枚方市堂山1-44-10
連絡先:072-845-4428

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