COMPASS樟葉 日常を、人生を変えるほどの…(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS樟葉のお友達が通い始めて概ね5年ほどが経ちました。
通い始めたときはなんでも思い通りにならないと癇癪が始まり、怒りが終わる時間まで続くこともありました。
お友達同士の関わりでも、強い言葉遣いや自分中心のルールの押し付けでトラブルです。
明かにお友達が謝るべき状況であっても、お友達から「ごめんなさい。」が聞かれることはありませんでした。
先生からの注意や指示などにも強い反抗を見せていたお友達です。

そんな日々を送るうちに、お友達は思い通りにならないCOMPASSが大嫌いになってしまいました。
一時期は保育園にお迎えに行っても送迎車に乗ることを拒否、先生が手を繋いで連れ出そうとしても動こうとせず毎回大騒ぎだったそうです。
それでも、先生たちはあのとき決めたブレないという姿勢を守り、お友達の怒りに立ち向かうのではなく、全身で柔らかく受け止め、お友達の未来の姿だけを見つめて関わっていきました。

そしてこの春小学校2年生になった今、笑顔で過ごすお友達の姿があります。
今でも自分の考えと違う指摘や注意に対して怒りを感じているようですが、自制心が育ち、怒りも長時間続くことはありません。
ただ「ごめん。」そのたった一言を発することは、お友達にとってとても高いハードルでした。
謝ることにはまだ葛藤があるようで、言い方に少し課題は残りますが、精一杯頑張って気持ちを抑えながら「ごめん。」という言葉を発するようになっています。

保護者様も、お友達の思い通りにいかないときの衝動性は軽減できていると評価されています。
長袖も着られるようになり、学校への行き渋りも見られず、新しい環境に慣れ、楽しく学校に通えていることで安心しておられるようです。
実は、保育園へのお迎えでお友達が大騒ぎしていた時期に保育園の先生も大層心配されていたそうです。
泣いて嫌がるお友達をCOMPASSの先生が抱きかかえて連れて行く姿に、保育園の先生から「心が痛む。」と言われたこともあったのだそうです。
それでも保護者様は保育園の先生に「行かせてください。」と言ってくださったとお聞きして、保護者様がCOMPASSを信じていただいていたことに、先生たちはとても感動したと言います。

心の成長には時間がかかります。
お友達は、この数年の間に人生を変えるほどの経験と学びを通して成長を遂げました。
学校終わりに児童会で過ごすお友達をお迎えに行くのですが、お迎えに行っています。
そこでニコニコと笑顔でお友達に話しかけている姿や、周りから「バイバイ!」と見送られる姿を見ると、先生たちは成長したなあ…と感じ、いつも嬉しくなるのだそうです。

お友達の学びは続きます。
集団の中での生活を通してルールやマナーを身に付け、他者とのコミュニケーションが取れるように支援する中で、特に情緒面に配慮し、自分の気持ちに折り合いがつけられる力の向上を目指し、またルールやマナーを守ってこそ周りのお友達と関わる楽しさを十分に感じられる活動を中心に考えています。
より良い素晴らしい未来を迎えるために、これからも情緒、体調、年齢などを考慮しながら、より効果的な療育方法を模索し、丁寧に関わっていきます。

COMPASS発達支援センター樟葉
所在地:〒573-1116
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