COMPASS善通寺 続く成長の歩みに(2)

木曜日のCOMPASSです。
善通寺のお友達が通い始めてひと月経つ頃に見せてくれたのは小さな成長への兆しでした。
それはほとんど感情が見られなかったお友達の表情に感情が見られ始めたことでした。

それからは先生の声かけや笑顔に反応するようになり、どんどん笑顔が増えていきました。
一方で思い通りにならないときには怒り出したり、泣いたりといった感情も顕わになっていきました。
来所のたびに自分で立って歩くことを目指し、何度も何度でも繰り返し訓練が続きます。
やがて、まるで奇跡を見るように、クリスマスの日、お友達は初めて自分の力で立つことができました。

それからも歩行訓練は続き、何度も何度も歩く練習をし、体幹を鍛える訓練を行っていったお友達は、自分の足で歩くことができるようになってきています。
介助なしには食事も取れなかったお友達でしたが、まだ食べこぼしはあるものの、自分でスプーンやフォークを持って食べることができるようにもなってきました。

全く発語がないところから始まったお友達の言葉の学習。
お友達が絵カードで、絵本で、ブロックで、たくさんの言葉に触れていくうちに、先生の表情をよく見て模倣することができるようになりました。
現在はまだ不明瞭さは残るものの復唱はできるようになり、少しずつ自発的な言葉も出るようになり、現在はいろいろな場面で気持ちを伝えようとする場面もたくさん見られるようになりました。

保護者様は、まだ語彙は少ないものの自発的な発語が認められるようになったこと、段差などはまだ手を繋がないと不安定ではありますが、立つことも・歩くこともできなかったお友達が自分ひとりで歩行できるようになっていること、食べこぼしは多いものの、自分でスプーンやフォークを持ち、食事ができるようになってきたことなど、たくさんの成長を心から喜んでおられます。

日常生活動作の向上を目指し、訓練の幅を広げています。
まだ成功は少ないものの、トイレに誘ったときお友達のタイミングが合えばトイレでの排泄もできるようになりました。
立つ・歩く以外にも着座して活動ができるように継続した促しを続けています。
一つずつ「できた!」という体験が増えてくるにつれ、易しいプリントやお絵かきなどに意欲的に取り組む姿を見せ始め、数字も少しずつわかるようになってきています。

保護者様は、園に通えるようになって欲しいと希望しておられましたが、念願叶ってこの春就園が叶い、年長さんとして通園しています。
そして来年には就学という大きなイベントが待っています。

これからは就学を見据え、着座して一定時間集中できるようになること、文字の読み書きでは自分の名前のひらがなが分かるようになること、言葉では二語文・三語文での会話ができるようになり、コミュニケーションが向上することなどを目指していきます。
さらに基本的な生活習慣を身につけ、食事の動作の向上、体幹をつけ、線の上をまっすぐ歩くことができるようになること、靴・靴下・ズボン等の着脱ができるようになることを目指し、丁寧に関わっていくことを目指して新たなステージに取り組んでいきます。

COMPASS発達支援センター善通寺
所在地:〒765-0031
    香川県善通寺市金蔵寺町43番地1
連絡先:087-735-9538

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