COMPASS小倉北 楽しく話せるためには(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS小倉北のお友達、通い始めて5ヶ月ほど経過した頃からお友達に少しずつ変化が見られるようになりました。
声が小さく、言葉が真っ直ぐに届かないことで誰かと会話するのに尻込みしがちで、会話を諦めてしまう傾向があったお友達。
先生や周りのお友達と対話するたびに、先生は声の大きさに意識を向けて伝わる声で話すように促していきました。

周りのお友達とはすぐに仲良くなれるお友達でしたので、学習は競争や課題の共有意識でお互いに切磋琢磨できるように、並んだり近くで学習活動に取り組んでいきました。
楽しく学習していくうちにお友達は人への興味が深まり、「今日は誰が来るの?誰を迎えに行くの?」などと、自分から質問するようになっていきました。

逆にこちらから質問すると、答えに戸惑ってオウム返しもあったのですが、先生は回答を二択から選択するやり方に変更するなど工夫して、難易度を下げていくと、少しずつ上手に返答が出来るようになってきました。
答えが分からないときには「分からない」と素直に回答できるようにもなりました。
嫌なことがあったとき、思いのまま伝えたくても当人には臆して伝えられないこともありますが、その代わりに先生には伝えたり、自分の思いを伝えられるようになってきました。

行動にも少し変化が見られます。
マイペースは変わりませんが、タイマーの利用や事前に予定を立てる活動も含めて、日常生活動作は1日の予定を頭に入れて、見通しを立てて自発的な行動が出来るようになってきました。
集団活動では、積極的に手を挙げて自分の考えを話そうとするようになっていきました。

保護者様も相手や場面によってはまだ難しいこともありますが、困っていることややりたいことを言葉で伝えることが増えてきたと話されます。
まだ声が小さく伝えきれないことがあるので、その時々の声の大きさが掴めるようになっていけたらと望んでおられます。

コミュニケーションの進化は続きます。
COMPASSでも自分から今日あった出来事や、経験したことを自分から話すようになってきて、話題や会話の幅が広がるようになってきました。
以前は困ったときは固まってしまうお友達、そんなときは「助けてほしい」と視線を先生に送るだけでしたが、最近は先生に声をかけられるようになってきました。
これからはたくさんの会話を経験することで積極的に話そうとする姿勢、経験によって自身の言動に自信が持てるようになること、そしてまた相手に伝わる声での会話を意識するところから習慣となっていくように導いていきます。

COMPASS発達支援センター小倉北
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