COMPASS多良見 自主性を育てる(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS多良見のお友達が通い始めてから半年が過ぎた頃、それまで取り組んできたさまざまな活動への取り組みが成果を見せ始めます。

目指してきたのは自主的に伝えようとする意欲、日常生活動作の定着、そしてコミュニケーションの上達。
来所するたびに保護者様と離れたくないと大泣きしていたお友達ですが、次第に涙を見せなくなり、これまでも当たり前のことだったように来所時のルーティンをこなし、着座します。
手先・指先がスムーズに動かせるようにと巧緻性の訓練を繰り返し、絵カードや絵本を見ながら言葉に触れ、言葉を知り、模倣から伝えることを学んでいきました。

ほとんど周りに関心を示さなかったのですが、人と関わる場面を集団活動や余暇の時間の遊びなどで提供していくと次第に目線が広がり、周りのお友達がしていることに関心をもつようになっていきます。
1つしかないおもちゃの貸し借りや、順番を待つことも学び、先生と一緒にお友達なりの表現で「貸して」と伝えられるようになってきました。

活動が思う通りに上手くいかないとき、悔しくて泣きだし、まだ激しい癇癪を起こすこともあります。
そんなときお友達は、これまで先生と一緒にやっていたように、自分から部屋の隅にいきます。
しばらくして落ち着いたら、気持ちを切り替えてひとりで戻ってこられるようになってきました。
上着の脱着など身支度の流れもスムーズにできるようになり、自分から着席し、ひとりで待てるようになり、ひとりで行けなかったトイレにも行けるようになりました。

保護者様も「以前よりも癇癪が減って嬉しいです。」と成長を喜んでおられます。
さらに「待てるようになったり、言葉を伝えようとする気持ちが出てきたり、お友達との関わりが増えてきて嬉しいです。」との声をいただいています。
残念ながらまだ発語には至っていませんが、お友達なりに伝えようとする気持ちは日毎に強くなっています。
見つけたものを伝えようと近づき、先生と感情を分かち合えるようになってきたことも大きな成長です。
癇癪を起こしても切り替えまでの時間が早くなり、切り替わるとニコニコの笑顔で戻ってこられるようになったことも嬉しいことです。

言葉でのコミュニケーションができるようになることを目指して、COMPASSではこれからも継続した活動を続けていきます。
まだ集中力が途切れやすいので、指先を使いながら集中力を育み、絵カードでは、発音の訓練も言語聴覚士の指導を受けて取り組み、口の形を意識した音声の模倣や、身近なものと言葉との一致を理解を目指した訓練を続けていきます。

COMPASS発達支援センター多良見
所在地:〒859-0405
    諫早市多良見町中里129-9 森ビル2F
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