COMPASS松茂 視野が広がって(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS松茂のお友達が通い始めて半年が過ぎた頃、お友達に成長の兆しが現れ始めました。
チグハグな会話のやり取り、不明瞭な言葉、集中できず、落ち着かず、お友達同士の関わりでもルールやマナーを守れずにいたお友達。

継続した取り組みで、発音の明瞭化や語彙を増やし、少人数の集団活動でルールやマナーを実践できるように努力を積み重ねてきました。
日常生活動作ではまずトイレでの排泄を促し、一定のタイミングでトイレに行くように習慣化を目指していきました。

お気に入りの活動から始める流れで、お友達は療育が終わるまで着座して活動することができるようになっていきました。
トイレでの排泄も「トイレ」と自分で伝えられるようになり、衣類の着脱も促されながら自分ひとりでできるようになってきました。
次第にお友達の語彙数も増え、会話ができるようになってきました。
ですがその一方で、リラックスできている状態だからこそでしょうが、ふざけて好ましくない言葉を発することがあったり、知っている英語が出たりすることもあったと言います。

集団活動を通してルールやマナーを学んだお友達は、自分の思い通りにならなくても怒らないでいられることや、ルールを守ろうとする様子が見られるようになってきました。
そして嫌なことに対しては言葉で「やめて」と伝えることもできるようになってきました。

保護者様も「落ち着きが出て、順番を待つことができるようになってきました。」と話されています。
病院受診時の待合室でも、静かに待てるようになったことが嬉しいと話しておられます。
以前は「待って!!」の声が通らず、止まることなく突き進む行動が見られていたお友達でしたが、少し穏やかになり、今は「待って」の声掛けで静止できるようになってきたそうです。
それでもまだ衝動性は残っているようで、危険への認知はまだまだ支援が必要だと話されていました。

会話が成立するようになり、チグハグな会話のやり取りから、質問に対して正しい答えがかえってくるようになってきました。
トイレ・トレーニングも成果を見せ、事業所内での失敗はなくなり、日常もおむつではなくパンツで生活できるようになってきました。

これらたくさんの成功体験から、お友達の自信が育まれ、新しいことや身の回りのことを自分でやってみようとする意欲を見せています。
幼稚園の同級生で登園をしぶる子に対して「一緒に行こう!」と優しく声を掛けたり、そんな困った人を「助けてあげよう」とする行動も見せてくれるようになり、視野が広がり、人に気を配れるようになってきたことは素晴らしい成長だと考えられます。

大きな成長を予感させるお友達の情緒の成長だけでなく、保護者様が気にしておられる危険認知がさらに鋭くなり、行動から行動へスッと気持ちが切り替えられるようになって欲しいと願いながらこれからも関わっていきます。
読み書きと、より流暢な会話、そして数量の一致ができるようになり、さらに難易度が上がる学習への意欲も途切れることなく発揮できるように丁寧に関わり続けていきます。

COMPASS発達支援センター松茂
所在地:〒771-0219
    徳島県板野郡笹木野字八北開拓170-1-2F
連絡先:088-699-0138

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