COMPASS岡山 干し柿の不思議とお友達!

土曜日のCOMPASSです。

COMPASS岡山では、10月の終わりに「干し柿」のカーテンを作っていました。

スタッフのおうちから届けてもらった大量の渋柿を、お友達は一つ一つピーラーで丁寧に剥いて、ロープに吊るすところまで頑張りました。

皮を剥かれた干し柿は、スタッフのおうちの軒先で、静かにこの時を待っていました。

そして今日、再びCOMPASSへ戻ってきました。

あれれ? あれれれ?!

お友達はみんな不思議そう。

あのオレンジ色はどこへ行ったのでしょう?

実は黒くて、ミイラのように痩せて、すっかり姿を変えていました。

実はこれ、手作りの干し柿の自然な色。
もともと渋柿は、干す前でも甘柿を超える20度以上の糖度があるそうです。

ただ水溶性のタンニンと言う成分が含まれており、この成分の渋みだけが感じられてしまいます。
渋柿を干すと水分が抜け、水溶性のタンニンを感じず、甘さだけが際立つので干し柿は甘いのです。

タンニンは日光で酸化するため、自然な干し柿は黒く変色します。
売られている干し柿は、硫黄燻蒸されています。
硫黄燻蒸でタンニンの酸化を防ぎ、干し柿の変色を防ぎ、防カビの工程が取られているそうです。
ですが、硫黄は有害なので、プロでないと扱いが難しいとも言われています。

さて、お日様と北風に育てられたお友達の干し柿。

干し柿たちは、お友達にただいま!とでもいうように美味しく甘くなって帰ってきました。

さて、お家へお土産にするためにお友達は手分けして個別に包装をしました。

まずは丁寧に手を洗って、食品用のゴム手袋をつけて準備。

まずは、ロープから干し柿を外す作業が行われました。
それから、一つ一つPP袋に入れる作業を行い、最後に袋のテープを剥がして、袋を閉じていく作業で終了。

作業はお友達同士、手分けして分業制でテキパキ行うことができました。

お土産の干し柿、お土産にもらったお家の方は、色々な出来事を思い出しながら、きっと、お友達の成長を噛みしめるように・・・とても深く甘い味わいを楽しまれたことでしょう。

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