COMPASS 須崎 明瞭な言葉を得るために(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS須崎のお友達が通い始めてから3か月経過した7月になると、お友達の様子に変化が見られ始めました。
それまでは他のお友達に関心を見せず、一緒に遊ぼうと促すと、ひとりで居られる場所を探すような姿を見せていたお友達でした。

誰かと関わることで大きな成長が期待できるため、先生は度々誰かと一緒に楽しめる活動の機会を提供していきました。
何度も何度でも一緒に遊ぼうと話しかけるうちに、半分渋々ながら、周りのお友達と一緒に遊ぼうする関わりが見られるようになってきました。

お友達は、電話帳やカードなど移行対象と呼ばれる特定のアイテムが手放せませんでしたが、少しずつ自分のそばから遠くに、あるいはカバンに入れて見えなくなっても不安が見られないようになっていきました。
そしてこの頃から電話帳やカードなどを手放して取り組むことができるようになってきました。

着座姿勢を維持できる時間が伸びるにつれ、絵カードの模倣の活動で語彙が増え、話せる言葉が増えてくると、自分の要求を言葉で伝えられるようになってきたお友達。
保護者様もお供代の言葉が増えたことが嬉しいと話されていました。
語彙数はまだまだ少ないものの、明瞭化を目指して活動で頑張って練習し、また新しく習得した言葉は、保護者様が望んでおられたクリアな発声でした。

言葉は、これまでお友達ひとりでごっこ遊びの前段階といえる「再現遊び」や「見立て遊び」で遊ぶ様子はあったものの、ここにきて先生との「ごっこ遊び」につながる成長の大きなステップだと言えます。

2人以上で「ごっこ遊び」を行うときは、相手の言動は相手任せになり、当然、お友達は相手の言動に合わせた次の言動を考え、また相手はお友達の行動に沿って発言・行動し・・・といったパターンを繰り返します。
この流れを言葉で表現できるようになったことからも、成長が伺えると言えます。

お友達は、とても素直に先生とスキンシップが取れるようになってきました。
先生だけではなく、お友達同士でも自然に関わりがで見られ始めるようになり、それによってさらに成長を促すことが期待できるため、これからも少人数から始まる集団活動を多く取り入れていきたいと考えています。

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