COMPASS川崎 活動から活動へつながって(1)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS川崎に、一昨年の4月から通い始めたお友達は、発語が無く、意思疎通が難しかったそうです。
当時お友達は3歳、とても幼く、表情からも動きからも、興味があるものひとつ判断できなかったと言います。

お友達は着座もできなかったので「知育いす」を活用し、活動に取り組みました。
ただし、じっと集中してくれていたわけではなく、身支度もやろうとせず、療育中もいやなことがあるとのけぞったり、だらんと脱力して見せるなど、指示が通りにくかったのだそうです。

保護者様は「怪我をしたときや病気のときなどに、痛いのはどこなのかなど言葉で話せると安心するので、まずは言葉でのコミュニケーションが取れるようになって欲しい!」と強く望んでおられました。
そして、危険に対する認識も持ってほしいということや、落ち着きのない場面があるので、落ち着いて行動できるようになって欲しいと話しておられました。

個別支援計画では、幼いお友達が着座姿勢を保ち、集中できる時間を伸ばしていくことを目指します。
楽しい活動を心がけ、お友達が自分の気持ちを言葉に表現できるようトレーニング、そしてお友達と一緒に活動を楽しめるようにしていきます。

COMPASSが始まってから一緒に過ごすうちに、どうやらお友達は「動物」が大好きなことがわかりました。
そこで動物の絵カードやパズルで楽しく発声につなげていきました。
お友達はまた絵本に興味を示し「つんつんつん」などの擬音系絵本に目を輝かせるお友達を「ゆっくり読もうね」と着座に繋げていきました。
また、絵本やカードだけでなく、できるだけ機会をつくって発声を誘っていきました。

発声できるようになってからは「あいうえおのえほん」に興味を持ち出してきたお友達。
それからご自宅でも「英語の歌」からパズル、そしてひらがな読みへと興味をつなげていきました。
お友達が文字を意識し始めてからは少しずつ会話が成立するようになってきて、プリント教材を提示すると取り組めるようになってきました。
プリント教材に取り組めるようになってくると、先生の指示も通るようになり、先生との言葉のキャッチボールが始まりました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター川崎
所在地:〒210-0848
    川崎市川崎区京町2丁目24-2
連絡先:044-201-1148

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧