COMPASS高松Apple 成長の流れを見定めて(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Appleに3歳から通ってきている4年目のお友達。
利用開始当初はお友達の発語が少なく、言葉でのやり取りで返答が返ってこないことが多かったといいます。

保護者様は、言葉でのコミュニケーションがとれるようになってほしいと願われ、お友達ともたくさん関われるようになり、仲良く一緒に遊んでほしいと希望しておられました。

その思いを受け、作成された個別支援計画では、COMPASSの活動の中で、いろいろな経験を通して発語を増やし、興味の範囲が広がっていくこと目標にします。
更にさまざまな経験を通してお友達や先生と活動や遊びを楽しんで、自分の思いを言葉で伝えられるようになっていくことを目指します。

お友達との活動で選択した課題は「模倣遊び」「口舌の体操」「発音練習」「絵カード」「数や形」「色のマッチング」「絵本読み聞かせ」「文字カード」「コミュニケーション練習」「みつばプリント」「小集団活動」「制作活動」などでした。

発語を増やすためにカードで言葉を模倣する課題を選択しましたが、もともと不明瞭さもあったため、口舌の体操や発音練習にも取り組み、相手に伝わる発音ができるように取り組みました。
絵カードの模倣を試みましたが、初めのうちはお友達は模倣することができませんでした。
それでも諦めずに何度もカードの言葉の模倣を繰り返すことで真似できるようになり、徐々に絵カードの呼称ができるよになったりと自発的な発語が増えてきました。

お友達との関わり方にも手助けをしていくうちに、少しずつ変化がありました。
余暇時間を利用して周りでお友達がたくさんいる場所で、まず先生がお友達みんなと一緒に楽しく遊ぶことがから始めてみます。
お友達の様子をみながら先生が徐々に離れてみたり、遊びに入りたそうでも、なかなか「遊ぼう!」と言葉がでないときは、先生がお友達に寄り添って、一緒に「一緒に遊ぼ!」と言いに行くこともありました。

もともと見知りな性格のお友達、場所にも、人にも、慣れるまで時間がかかりました。
COMPASSの来所時、入室、退出時の挨拶も声が小さく、みんなに聞こえないくらいのか細い声だったと言います。
言葉が相手に伝わるように、声を前に出すことは大切なことですが、そのためには自信を持つことが必要です。

そこで普段から言葉のやりとりを意識し、自己肯定感の向上を図り、小集団の活動でも発言の場を経験してもらうなど、あらゆることに取り組みました。
3歳のお友達に変化が見られ始めたのは、半年が過ぎた翌年の春を迎えた頃からだったと言います。
(後編へ続きます)

COMPASS高松Apple
所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2157-5
連絡先:087-899-6328

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