COMPASS中津Sweet 会話を楽しめるように(1)

土曜日のCOMPASSです。
早いもので、中津Sweetのお友達が通い始めて11ヶ月目を迎えています。
実は昨年の7月にもこのブログでご紹介したお友達です。

利用開始前は気持ちの切り替えができませんでした。
例えば、欲しい物を買ってもらえないとその場でひっくり返って自分の意志を通そうとしたり…。
言葉で気持ちを伝えることができず、感情を補おうとして手が出てしまうこともありました。

保護者様のご要望は「今よりも語彙を増やして言葉でのやり取りができるようになって欲しい。」というものでした。
例え思い通りにならなくても、手を出すことを我慢したり、感情のコントロールができるようになって欲しいと願っておられました。
まだ未完成だった身の回りのことも少しずつ出来るようになって欲しいと心から願っておられました。

個別支援計画は、自分の身の回りのことが少しずつできるようになるように設定されました。
また他者と関わりを持ちながら、言葉でのやり取りができるようになることを目指していきます。

感情は人間の持つ厄介な側面があります。
思い通りにならない、自分と違う、苛立ってしまう…そんなとき、まだ言葉で感情を表現できないままだと、怒りに任せた感情は人に向けられたり、自分に向けてしまったりします。
そこでできるだけ自分で感情のコントロールが出来るように、集団療育や季節の行事への参加、集団活動などの機会をたくさん組み込みました。

感情を言葉にできるように、言葉を増やし、言葉でコミュニケーションが取れるように、言語聴覚士による絵カードを使った動詞・名詞・反対語の学習、口と舌の体操、ストローを使った息を吐く練習などを取り入れていきました。
日常生活動作を少しずつ覚え、お友達の当たり前になっていくように、COMPASSでは衣服の畳み方の練習や、ボタンの留め外し練習、そしてお箸づかいの練習など、お友達の出会う毎日を練習していきました。

前回のブログでもご紹介しましたが、お友達はCOMPASSで過ごすことに慣れてきて、毎日のルーティンをこなせるようになってきました。
幼稚園に通っているお友達、COMPASSは午後からの利用でした。
玄関で「おはようございます!」と元気な挨拶の声がお友達の来所の合図になりました。

幼稚園では、日々カリキュラムや行事も毎日しっかりと組まれています。
このため午後からは眠たくて機嫌が悪い日も多く、送迎車の中で眠りこんでしまうこともありました。
こんなに眠くては、せっかくの療育にも身が入りません。

そこで昨年11月頃に保護者様・幼稚園の担任の先生、そしてCOMPASSで話し合い、12月の中旬からは週に2日はCOMPASSの利用を午前に変えてもらうことにしました。
時間帯の変更でお友達の体への負担も減ったようで、幼稚園にもCOMPASSにも元気に通ってくれるようになったのだそうです。
そして現在ではおしゃべりを楽しめるようになってきています。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター中津Sweet
所在地:〒871-0016
    大分県中津市牛神町1-22-11
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