COMPASS武蔵新城 次のステージを迎えるために(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新城のお友達が通い始めて半年経った頃に利用回数を週1回から2回に増やしました。
利用回数を増え、お友達の経験も倍に、そして「できた!」の経験も倍になりました。
経験を重ねていくと、次第に意欲が芽生え「今日はこの字が書けるようになりたい!」とか「この字、書けないからCOMPASSで練習しようと思ってきたよ!」などとその日の目標を意識して来所する様になりました。

 

鉛筆の持ち方が不安定だったり、着座時間が継続せず疲れたと訴えることも多かったお友達。
繰り返された作業療法を通じて体を動かしていくうちに体幹バランスが整い、椅子の高さを体に合わせていくことで体に力が入り集中が継続する様になってきました。

保護者様が願っておられた学校の先生の話を聞いてルールを理解し、荷物を置いて帰る約束も守れるようになりました。
入学したことが嬉くて、もらったばかりの教科書を毎日持ち帰りたい思いに寄り添うことは正直少し大変だったけれど、言葉が増え、気持ちを伝えてくれることが増えてきて、話し合うことができたことが嬉しく思える日々が多くなり、成長する姿が子育ての励みになったと話されていました。

文字を読める様になったことで大きな自信が芽生えてきたお友達は、COMPASSや学校から本を借りて帰るようになり、さらに興味関心が広がって来ていることを感じておられます。
自宅でも小さな妹に借りてきた本を読んであげるようになったり、その本の感想を家族で話し合ったりする機会も増えてきて、共通の話題で過ごせる時間が嬉しいとおっしゃっていました。

名前が書けなかった頃は「プリントが苦手!」と訴え、顔を曇らせていたお友達。
その苦手な感覚について、先生に頭文字の「や」が書けないからプリントはできないと気持ちを話してくれてからは、先生が一緒にやろうと声を掛け、練習に望んでいきました。
やがて少しずつ書けるようになったお友達は、飛び切りの笑顔で取り組めるようになり、思わず職員も顔が緩むようになってきたのだそうです。
それからは、毎回「今日はこの字を練習したいです!」と先生に伝えるようになりました。

お友達は周囲のお友達にいつも明るく、優しく、公平に接する姿を見せるので、いつもたくさんのお友達に囲まれています。
お友達に話しかけてもらうと、少し元気がなかったCOMPASSのお友達がたちまち元気になり、まるで太陽のように明るい存在です。
お友達本来の明るさと思いやり、向上心が豊かなことは最大の強みとなり、これからも周囲の人たちと交流をしながら言語や数量の理解を深めていきます。

自分の気持ちを相手に伝えたり、様々なルールやマナーを知り、さらに自信が持てる様に導いていきます。
50音のひらがなの習得のほか、特殊音節の読み書きを身に付けることで、自分の伝えたい思いが周囲の人に伝え、お友達の毎日がもっと楽しくなるように支援していきたいと思います。
そしてもうすぐ入学してくる新1年生に、お友達がお手本になる新2年生として活躍する姿が見られることを、先生たちも皆、期待しています。

COMPASS発達支援センター武蔵新城
所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
連絡先:044-948-8481

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