COMPASS小倉北 笑顔のお返事を(1)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS小倉北のお友達は通い始めてちょうど1年が経過したところです。
お友達は現在2歳ですが、1歳半過ぎても言葉が出ませんでした。
言いたいこと、欲しいものが伝わらず、癇癪が強く出て、泣いたり叫んだりという衝動が自分の思い通りになるまで続いていました。

保護者様は、年齢に合わせて言葉や生活面などが成長して欲しいと話しておられました。
話せる言葉を増やして、自分の思いを言葉で表現できるようになって欲しいと願っておられました。

利用開始はまだ2歳にもなっていなかったお友達です。
個別支援計画でそんなお友達と取り組むことに決めたのは、絵本や歌など、好きなことを通して、沢山の言葉に触れることでした。
COMPASSでたくさんのお友達や、ご家族ではない外の大人たちと新しい出逢いを体験します。
そのたくさんの大人やお友達から刺激を受けながらも一緒に過ごす楽しさを感じていくことを目指します。

活用した教材は「絵カード」「絵本」「季節の歌」「絵のマッチング」「紐通し」「ストロー落とし」「体操」「月プリA-1」などでしたが、まず目指すのは発声・発語です。

刺激を受けたとき、どんな表情をするか、喜怒哀楽にはかなり個人差があります。
お友達には表情があまりなく、嬉しいのか、楽しいのかといった表現がなかなか見られませんでした。
笑うときも、発声が少しもなかったのだそうです。
そこで先生たちは、どんなことでも良いので、お友達から声が出るようにたくさん努力を重ねます。

例えば擬音が出る絵本を繰り返し何度も読んだり、遊びの中で何度も「はいどうぞ」「ありがとう」とやり取りの手本を見せたりしました。
お友達からは声の表現が伴わないので、例えば車のおもちゃを動かしながら、先生が「ブーン」と擬音で刺激してみたり・・・
動きが描いてある絵本を見ながら「びょーん!!」と大袈裟に言ってみたり・・・
始めの頃はそんなとっかかりを探す取り組みばかりでしたが、お友達も少しずつ擬音を模倣したり、声を出して笑うようになってきました。

COMPASSという環境にすっかり慣れた今、どの先生も積極的に話しかけるように心がけています。
例えば「ちょうだい」と仕草を伴った発言をしたり、ご挨拶ではお辞儀をするといったボディランゲージをしながら模倣するといった関わり方です。
またお友達は、歌と絵本が大好きなのですが、その大好きな絵本で、いろいろな言葉にたくさん触れられるように心がけています。
その取り組みに応じるかのように、先生の話し掛けに対して、お友達なりの表現で応えるようになってきました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター小倉北
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    北九州市小倉北区片野新町1丁目3-53 おかたビル1F
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