COMPASS善通寺 お友達の成長曲線(1)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS善通寺のお友達はもうすぐ小学生になります。
2歳から通い、4年半が経過したお友達ですが、当初からの困りごとは言葉でのコミュニケーションでした。
言いたいことや思いを伝えられなくて、伝わらずに怒りだし、癇癪になって嚙みついたり物を投げてしまったりすることもありました。

保護者様は言葉が増えて会話ができるようになってほしいと望んでおられました。
元気に、たくましく自信を持てるようになってほしいと話され、昨年の夏のモニタリングではトイレやうがいなど、日常のいろいろなことが少しずつ自分でできるようになってほしいともおっしゃっていました。

新たに昨年立案された個別支援計画では発語の練習を続け、語彙を増やしながら、単語をはっきりと言えるようになることを目指し、練習においても3音以上の単語で復唱できる言葉が増えることを目標としました。
日常生活動作でも自分で尿意を伝え、トイレで排せつすることができることを目指します。また手指の動きが滑らかになるように、巧緻性の向上を目指し、今は先生が手伝っているはさみの1回切りが介助なしでできることも大事な目標としました。

目標に向けてお友達と取り組んだのは「絵カード」「口・舌の体操」「絵本の読み聞かせ」「ペープサート」「月例プリントA1~A4」「粗大運動」「微細運動」「製作」「トイレトレーニング」などの課題でした。
模倣の活動でも、お友達は、語尾・語頭のみしか言えません。
そこで、1音ずつゆっくりと丁寧に発声を促し、まずは2音、そして3音へとつながるように、どうにかしてお友達の意欲と実践の機会を伸ばしていけるように取り組みを続けました。

実はお友達にはちょっと頑固なところがあります。
先生が次の活動を促しても、素直に切り替えられず、「いや!」と言ってなかなか次の行動に移れません。
例えば「トイレにいけたら、好きな遊びしようね!」などと優しく促していくのですが、その度に、その日の予定にお友達の大好きな活動がちゃんとあることや、ひとつずつ順番が終われば、どの段階でやれるのか伝えることで切り替えを促していきました。

本当にマイペースな進捗のお友達です。
少しずつ、少しずつ小さなお友達の手のひらに載せられる分だけゆっくりと成長を見せていったと言います。
(後編へ続きます)

COMPASS善通寺
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    香川県善通寺市金蔵寺町43番地1
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