COMPASS.Clover ネガティブを解消して(1)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS.Cloverのお友達が通い始めて2年半が経過しました。
お友達同士の距離感がつかみにくく、コミュニケーションが上手く取れないことがあるのだそうです。
結果にこだわり、勝ち負けや、学習でも全て正解しないと気が済まず、納得ができません。
ひどく失敗を嫌い、怖れ、なにごとにもひどく慎重な所もありました。
更に驚くほど自己肯定感が低く、「もう死ぬ。」「いなくなればいいんだ。」などといったネガティブな発言が度々発信されていたのだそうです。

保護者様は極端なネガティブさを発信に対して「みんなと同じように成長できないことも”個性の範囲”でおさまるように療育を受けながら将来社会に適応できるようになってほしい。」と願いを語っておられました。
そして同世代のお友達と上手く関われるようになってほしいと希望されていました。
また、身体の使い方が上手ではないようなので、運動療育を希望しておられました。

個別支援計画では、まず短期目標としてお友達とのコミュニケーションの機会を増やし、気持ちの切り替えができるようになることを目指します。
やがて集団でのルールやマナーを守ってお友達同士のコミュニケーションが上手くとれるようになることを目指していきます。

そんなお友達と取り組んでいく課題として、事業所では「運動でのジャンケン列車」「イベントでのビンゴゲーム」「ラジオ体操」などの模倣運動、「縄跳び」や「風船を使った運動」などを選択しました。
「勝負は時の運」と言いますが、買ったり負けたり結果が変わるのは当たり前で、その度に悩んだり、落ち込んだり、喜んだり、悲しんだり気持ちが揺れるのはごく普通のことです。

そこでお友達自身の実力では修正しようのない偶発性が高い要素を占めるゲームに取り組みました。
勝つこともあるし、負けることもある様々な経験をしていく中で、楽しむ経験を積んでいき、ラジオ体操では、先生による声かけやお手本を示す中で、お友達自身のボディイメージの修正を試みました。

運動と同様に、学習においても「できない」という経験をすると、落ち込み、イライラから、モノに当たって物損に至ったり、人にあたってしまうこともありました。
設定する課題が高すぎるとそういった状況になる傾向が強いので、先生は適切な課題設定を心がけました。
運動でも、長縄跳びではスモールステップで目標設定に取り組み、成功体験の回数を積み重ねることで自信につながるように促していきました。
(後編へ続きます)

COMPASS.Clover
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