COMPASS高知 挨拶に始まって・・・

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS高知に、目覚ましい成長を遂げたお友達がいます。
平成29年の秋からCOMPASSに仲間入りしたお友達は5歳になりました。

写真はイメージです

 

通い始めた頃は、お母さんと離れると途端に泣き出します。
先生が優しく促しても、着座がなかなかできず、目線が合わないなど課題はたくさんありました。
この頃、会話では「バイバイ」や「はーい。」とお返事はできました。
でも、絵本をみせても全く関心はなく、知らんぷり。
「娘と話をしたい、お友達と楽しく会話ができるようになってほしい。」というお家の方の願い・・・
お気持ちに寄り添い、願いが叶うようにと気を引き締めてCOMPASSの学習がスタート。

まず取り組んだことは、きちんとご挨拶をすること。
礼儀作法に対しては、今では色々な考え方があると思います。
ですが、COMPASSでは挨拶をとても大事にしています。
動作の教育は、まずは形から。
物事は形から始まり、形で終わり、礼で始まり、礼で終わります。
COMPASSでも、お友達の活動は挨拶に始まり挨拶に終わります。

来所のときには「こんにちは」。
お勉強の始まりは「よろしくお願いします。」
お勉強が終わったら「ありがとうございました。」
悪いことをしたら「ごめんなさい。」
お手本の先生を真似するところから始め、少しずつ自発的に挨拶ができるよう導きました。

最初はじっと座っていることが難しく、ごそごそと椅子を動かしたり、泣きながら立とうとしたり。
時間はかかりましたが、少しずつ着座もできるようになり、集中する時間も長くなりました。
着座が身につき始めると、いままで興味の薄かったことばへの促しも徐々に関心をもってくれるようになりました。
絵カードや絵本、COMPASSのプリントを使って真似をすることからスタート。
最初は単語の一音を、例えばりんごの「ご」、バナナの「ナ」などと発するだけでしたが、だんだんと言える音が増え、完全な単語を言えるようになってきました。

絵本にも興味を示さずペラペラとめくるだけでしたが、次第に自分から着座をして絵本をひろげ、文字を指差しして追ったり、イラストの部分を見ながら言葉を発したりする様子が見られるように。
最近は真似だけでなく、絵を見て「ぶどう」「メロン」など言える単語が増えています。
今では、お勉強中はもちらん、しっかりと座って「静かタイム」もとても上手です。

写真はイメージです

 

何かをしたい時、やって欲しい時の様子にも変化が見られます。
以前は、喉が渇いた時も先生に水筒を突き出すだけでした。
それが今では「あけて!」と言葉でお願いできるようになりました。
トイレも、黙って走って行くことがなくなり、「トイレ!」と伝えてから行くように。

写真はイメージです

 

少しずつ言葉を得て、仕草や態度も素晴らしい成長が伺えます。
言葉を使えるようになり、会話が増え、伝える・伝わる喜びを掴んだお友達。
今日もCOMPASSについたお友達、もう涙はありません。
元気にきちんとご挨拶、そしてにっこりと「よろしくお願いします!」と綺麗な姿勢で座ります。
泣き顔から笑顔へ、礼儀正しく、優しい言葉をかけられるようになったお友達。

これからも語彙力を伸ばし、もっともっとコミュニケーションの楽しさを感じて欲しいと願います。
2度目の春、お友達の空は真っ青で穏やかな陽射しに溢れています。

COMPASS発達支援センター高知
所在地:〒781-8104
    高知県高知市高須1丁目16-24
連絡先:088-802-5328

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