COMPASSしまんと 3度目の夏、変わったこと・変わらないもの

土曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとに小学2年生から通い始めたお友達、4年生の夏を迎えました。

COMPASSは個別指導で個人レベルの言語・認知・巧緻性・学習を指導すると同時に集団活動でコミュニケーションや人との関わりを楽しく学べるように促しを行なっています。
お友達の目標設定は身辺自立、コミュニケーションの上達、そして人に優しくできる子になって欲しいということ。
保護者様の愛情深い願いが込められています。

ニッコリとはにかんだ笑顔が素敵なお友達。
あの3年前は、みんなと一緒にいるのに、お友達は一人ぼっちでした。
この頃できたことは自分の名前のひらがなの文字3つ、順番の数字を言うこと、1と2の数を書くこと。
長い時間座れなかったし、衣服の脱着に必要なボタンやファスナーも力が入らず上手にできませんでした。

それが例えもどかしく感じられても、積極的にやりたいと本人が思い、楽しいと感じなければ長時間座って指導を受ける気持ちにならず、身につかないのが知識や技能です。
先生たちは、辛抱強く筆圧が強くなるような指導や、数への興味の促しで、シール貼りや色ぬり、身辺自立を目指してマジックテープやボタンの練習を行いました。

周りが気になって集中が続かず、目の前の課題と関係のないお話をしたくなったりするお友達。
でも、きっと頑張る時間は楽しい時間でもあったのでしょう。
少しずつ通うたびに、机に座るたびに、お友達は次第に積極性が見られるようになりました。

1度目の夏が来て、秋が来て、冬を越し、2年目の春になる頃
お友達は学校の授業時間を超えた長い時間、最後まで着座姿勢を保ち取り組める時間が増えていきました。
次第に見たこと、聞いたことがやっている作業と繋がり、ひらがな50音全てを書けるようになりました。

できることが増えるたびにお友達の笑顔が増えてきました。
返事をする声も、挨拶でもはっきりと大きな声が聞かれるようになりました。
素敵な変化はこの頃から加速していきます。

ひらがながで簡単な日記を書けるようになってきたお友達、今はカタカナに挑戦中です。
書くということが、今のお友達にとって楽しそうに見えます。
全て数字が書けるようになったお友達、今は足し算のプリントに取り組んでいます。

身の回りのことも、ボタンの留め外しやファスナーの金具を合わせ上げ下げが出来るようになり、靴や上着等は1人で着脱できるように成長。
お友達と同じ空間で楽しそうに過ごし、名前を呼んだり、貸し借りもできています。

心配されていた保護者様からも、場面に合った返事や会話が増え、文字も丁寧に書けるようになったことを喜んでおられるという報告が。
変わらないのは、はにかんだ素敵な笑顔だけのようですね。

COMPASS発達支援センターしまんと
所在地:〒787-0013
    高知県四万十市右山天神町4-31
連絡先:0880-34-8328

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