COMPASS須崎 そしてふれあいの夏祭りへ

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS須崎のお友達、「コミュニケーションを取れる様になってほしい」、負荷がかかると起きやすい「パニックも収まる様になってほしい」と保護者の方の願いを受けて通い始めた4月。

これまでCOMPASSで言葉を獲得してきたお友達は「言葉に触れる機会」「言葉を使う機会」を意図的にたくさん設けて、個々の活動に組み込んできています。
お友達にも、あいうえお唱和、プリント指導、絵カード、パズルなどあらゆる言葉の泉に浸ってもらう指導が行われました。

最初は、お友達の表現や理解と、獲得してほしい言葉にはどれだけの隔りがあるのだろうと探りながらの活動です。
感覚で物事の状態や意味を捉えがちなお友達、しっかりと先生の話を聞く、意味を取る、指示に従うことが苦手でした。

自分の中だけで沸き起こる感情が優先的に表面に出てしまう傾向があって、突然泣いたり怒ったり。
お友達の感覚による激しい表現に、何が悲しくて、何に怒りを覚えるのか、先生も初めの頃は戸惑いを覚えたと言います。

さて、春から夏にかけて、他のお友達と同様、毎日着座して学習を繰り返します。
文字を書くことにも特性が現れて、書き順も独特、文字にならない書きなぐり。

ですが、夏を迎える頃には変化が現れ、今ではひらがなで名前をかける様になってきました。
また、話を聞くという練習を重ねた結果、他のお友達とも仲良く落ち着いて遊ぶことを楽しめる様になりました。

この日、須崎では8月末の「夏祭り」のための準備、飾り付けの工作をみんなで行いました。
お友達は、これまでも塗り絵や、カラフルビーズを好み、集中して取り組むことは得意です。
どの作品色の感覚は素晴らしく、出来上がりは、も色鮮やかに仕上げてくれていました。

この日もたくさんのお友達と一緒に、お祭り用のうちわに絵を描いていきます。
お友達の描いた好きなものでいっぱいのうちわの模様も素敵な仕上がりです。

夏祭りに行われたのは魚釣りゲーム、ダンス、輪投げ、ヨーヨー釣り・・・
日頃頑張っているCOMPASSのお友達には、この夏・最高のプレゼントになりました。

残念ながら都合で夏祭り当日にはお友達は参加できませんでしたが、後日、一通りのゲームを楽しむ機会を先生が作ってくれました。
嬉しそうなその表情は、すっかり落ち着きをみせた笑顔です。

ルールの説明でも先走ったり感覚で指示をとらえるのではなく、先生のお話をきちんと聞いて、楽しく遊ぶことができました。
輪投げが外れても、照れながらにっこり笑顔!

もっともっとこの笑顔が素敵に輝く様に、もっともっとたくさんお話が楽しくできる様目指して活動は続きます。
お友達の素晴らしい未来への願いは、高い秋の空に届きます様に・・・

COMPASS発達支援センター須崎
所在地:〒785-0036
    高知県須崎市緑町9-27 須崎保岡ビル2F
連絡先:088-855-9338

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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