COMPASS佐賀中央 小さな声、飛躍の1歩

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS佐賀中央がオープンした7月から通い始めたお友達。

写真はイメージです

 

同年代のお友達とのコミュニケーションが取れるように、自分の想いを伝えられるようになってほしい。
保護者様の愛情あふれる願いを受けて、COMPASSの活動はスタートしました。

はっきりと大きい声を出すことに抵抗があるようで、言葉は知っているのに、舌の先でつっかえて、スムーズに単語が出ないという悩みを抱えているようです。

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そこで、COMPASSの言語指導の基礎の基礎、お友達が言おうとしてこんがらがってしまう単語の発語を中心に課題が始まります。
COMPASSの基本であるご挨拶も、やっぱり出来ません。

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また、思いが言葉にならないせいか、一度感情が爆発すると、気持ちの切り替えに時間がかかります。
何かに固執すると、怒りか、苛立ちか・・・負の感情がたまって爆発するようなので、ほかの考え方や手立てはどうかなあ?と提案をしてみます。
とりわけ自分の想いが伝わらなくても我慢する傾向がみられるため、先生は折にふれ、自分の気持ちを伝えるよう促して行き場のない思いを貯めることのないよう導きます。
繰り返し行われる気持ちの切り替えを練習し、視点を変えるなどの先生の提案を受け入れ、少しずつ慣れていくお友達です。

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9月になり、通い始めて2ヶ月経ちましたが、その間にこんなことがありました。
幼稚園にお迎えに行ったところ、今日はCOMPASSに行かないと言い出すお友達。
理由を聞いてみると「髪を切ったばかりで恥ずかしい、いつもの帽子を忘れたからコンパスに行けない!」と、座り込んでしまいました。
こうなったお友達はいささか頑固で、色々と声がけをしてみても、送迎車に乗ってくれません。
じゃあ、幼稚園の帽子を被ってCOMPASSに行くのはどうかな?という声かけにようやく納得して車に。

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発語に自信が持てないせいか、COMPASSで、大人のお客さんが挨拶をしてくれても黙り込んでしまい、どうしても返事を返すことが出来ません。
COMPASSについた時も、「こんにちは!」と挨拶してはいることができません。
そこで、先生とお友達は、玄関の外でしばらくお話しをしてみます。

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次にドアが開いた時、それはささやきのような小さなものでしたが、初めて自分から挨拶するお友達の声を確かに聞くことができました!
お友達にとっても、この時の経験は自分の中で大きな飛躍を感じられたものだったようです。
その日を境に学習へ取り組む意欲も見せ、先生や他のお友達と少しだけ積極的に関わろうとする様子がみられるように変わってきました。

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その小さな声は、お友達にとっては1歩前進、高いハードルを超えた瞬間!
きっかけをつかみ、お友達は言葉を使い、会話を楽しみ、人生を豊かにするスタートラインに。
今日もまた繰り返し繰り返し、できるまで、楽しめるまで、未来のための学びは続きます。

COMPASS発達支援センター佐賀中央
所在地:〒849-0922
    佐賀市高木瀬東1丁目1-6-1
連絡先:0952-97-7358

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)

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