COMPASS Jr お友達の秋の実り

金曜日のCOMPASSです。
北九州にあるCOMPASS Jrに夏休み前から通い始めたあるお友達。
ピカピカの1年生です。

可愛い笑顔のお友達、マイペースで、また、目についたものに興味が移りやすい傾向もありました。
保護者様からも学校に行き始めたのだから学習の進みについていくこと、とりわけ読み書きの向上をとのご希望です。
実際に小学校に上がってみて深く考えるようになったと、COMPASSへの通所を決められたようです。

子どもは(大人もですよね)誰でも基本的に勉強が嫌い。
お友達もどうやらお勉強は嫌いなようですが、それだけでなく、目を引いたのは初日に保護者様と同行した時も室内を自由に歩いたり椅子に乗ったり・・・やんちゃ君ぶりの発揮でした。

療育プランでは、まずは繰り返しの中で「できる、やれる」ことを増やし、自信をつけてもらうことが第一目標。
ツールは「ひらがなのおけいこ」「手作りのあいうえお盤」「月例プリント」などなど、その時のお友達が一番関心が持てるものを促します。
それから夏休みのタイミングで、主に「国語」に注力する計画です。

お友達のCOMPASSでの毎日が始まりました。
ところが、周りに気遣いをすることもなく、学習でも着座して取り組むどころか、座ることを拒否するお友達。
静かに勉強している他のお友達がいても、平気で室内を走り回ります。
「自由であること」と「勝手に振舞うこと」の違いへの理解が必要だと考えたCOMPASSの先生たち。
「今が何の時間なのか」を説明し、我儘を一切認めずにポジショニングを正しくとるところからのスタートでした。

とはいえ、着座姿勢が続かないことには学習は進められません。
落ち着いて座ってもらうには、どうすればいいのだろう?
声かけ?それよりも、机と椅子の高さを調整してはどうだろう?
保護者様と先生で色々と考えて、保護者様が座布団を用意され、椅子の高さを考慮して調整できるよう工夫もされました。

きちんと座れるようになるんだろうか?
学習に取り組む以前の座ることに試行錯誤は続きます。
それでも1週間もすると慣れてきたようで、次第に着座することも身について変化がうかがえるお友達。
この頃になると、COMPASSでの過ごし方を理解してきました。
2週間経つ頃には、なんとしっかりと1時間の着座が出来るようになりました。

保護者様が懸念されていた「読み書き」は、実際のところ夏休み前は自分の名前に入っているひらがなでも1つも読めない状態でした。
あいうえお表の活用、絵カードの活用、あいうえおの本・・・COMPASSのプリントも来るたびに繰り返します。
取り組むことを褒め、できたことを一緒に喜び、次のプリントへの意欲を見せては褒め・・・

新学期になりました。
お友達がCOMPASSの扉を叩いてから2ヶ月。
お友達はひらがな50音のうち半分の25文字が読めるようになりました。
走り回っていた最初の頃と比べて、明らかに着座する時間、集中も、意欲も格段に向上が見られます。
実りの季節を迎え、これからも色々なことに挑戦していくであろうお友達の未来は、秋の空のようにどこまでも高く続いています。

COMPASS Jr
所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1丁目3−5
連絡先:093-472-3288

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