COMPASS吉富 一瞬を切り取った実りの秋に

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS吉富では、実りの秋を実感してもらおうと、今日はあきを皆で制作です。

秋はいつからいつまででしょう?
秋に収穫できるものはたくさんありますが、季節感がない近年では春夏秋冬のくだものはどれ?という問いに答えられるお友達は多くありません。

秋の代表的な果物や野菜には、例えば柿・ブドウ・栗・サツマイモがあるんですよ。
「知ってる!」と手をあげて答えるお友達もいれば、そうなんだと感心しているお友達もいたりと様々なようです。

今日行う制作は「ちぎり絵」です。
これまでもCOMPASSでは課題で「ボタンの留め外し」や「クリップの握り挟み」などに取り組み、指先の力や器用さの向上に努めています。
指先のトレーニングは、微細性や巧緻性と呼ばれる指導になりますが、お友達の成長にとても有効なものの一つです。

今回は「あきのくだもの」であれば、どれを選んでも自由。
お友達は、思い思いに色紙を手にし、適度な大きさにちぎって、糊を塗って貼り付けていきます。

紙ちぎりや糊付けでは技能レベルに個人差があります。
いつもの創作活動では、お友達からの申し出があると先生が手伝うこともありますが、基本はお友達が自ら行うように声掛けをしています。

中にはたくさん材料を使いたがるお友達もいますが「物を大切に、みんなに公平に」という大事なことをわかってもらうために、吉富では、普段から材料や用具を大事にする意識付けを図っています。

「なんで?どうして?」と尋ねるお友達に、「他のお友達が使えないことで悲しい思いをしないようにね。」とお話をすることにしています。
その答えを聞いたお友達、公平にしなくてはいけないことを思い当たり、限られた材料でいかに楽しくカッコよく工作ができるか、工夫してモノを使うように考えて創作をするようになってきました。

自分の作品が終わったお友達は、自然に集まって「あきのくだもの」という題字のちぎり絵作りに参加しています。
皆で一つの作品を作ることで、「吉富の仲間」としての一体感も感じられているようです。

あっという間に過ぎてしまう季節と同じように、お友達の一瞬一瞬のキラキラもあっという間に過ぎ去っていきます。
少し前までは一緒の制作も難しかったお友達です。

まだ成長の途中、でも今のお友達にとって大きな実りが満面の笑顔達とともに壁を彩っています。

COMPASS発達支援センター吉富
所在地:〒871-0811
    福岡県築上郡吉富町広津550-1
連絡先:0979-23-0817

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